アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

終戦記念日だったね

2008年08月15日 23時43分31秒 | Weblog
毎年、同じ話を繰り返しますが、私には、まだ私が生まれる前――母が幼子だった頃に――16歳で戦死した、叔父がいます。

母方の祖父と祖母は、教師でした。
だから、あの時代――戦中――教え子を、戦地に送り出さねばならない立場でした。

そんななか、叔父が――まだ16だったので、兵隊になる必要は無かったのですが――志願して、海軍に入ることになったそうです。

家を出る時、祖母は長男を人気のないところに連れて行って……

――どんなことがあっても、必ず生きて帰りなさい

と、噛んで含めるように言い聞かせたそうです。

でも、船に乗って、太平洋のど真ん中、魚雷攻撃を受けて、生き残るすべはありません。

帰ってきた骨箱に収められていたのは、丸い石ころでした。

家に、叔父が中学生の頃、描いた水彩画が残っています。
港に係留してある、漁船を描いたものです。

私は、その絵が気に入っていて、仕事場か玄関に飾ろうとするのですが、母はすぐに取り外して隠してしまいます。

9人兄弟だった、母方の叔父叔母ですが、もう生きているのは母を入れて3人だけになりました。

戦後は遠くなっていきますが、戦争の悲惨さや残酷さを、忘れてはいけないと、思います。

あなたは、自分の家族、子供を、戦争に行かせることができますか?

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