季のはな*季のいろ

散歩道で出会う花など♪

旅をする蝶 アサギマダラ

2020-09-27 | 散歩道の花

 アサギマダラに来て欲しいからと
 お庭にフジバカマを植えた方がいます。
 3年経ってやっとアサギマダラが来てくれたと喜んでいらっしゃいました。
 
 それまで虫という虫みんな怖くて近づけなかった私が
 アサギマダラという蝶に出会って変わりました (*´艸`*)
 世の中にこんなに綺麗な蝶がいる驚き
 (世界にはもっともっと美しい蝶がたくさんいると知ったのは最近です)
 
          


 そして
 アサギマダラという蝶のいのちの不思議さ

 アサギマダラの寿命は4~5ヶ月だそうです。
 南方(台湾近く)で
 たとえば3月に成虫になったアサギマダラは
 海を渡り 北へ北へと旅を続けて
 7~8月ごろ日本へやってきます。

          
          

 そして、日本で生まれ成虫になったアサギマダラは
 またすぐに 南をめざして旅をして2月ごろ
 もと来た南の島へたどり着くのだそうです。

 来た蝶と帰る蝶は違う個体だという不思議。
 なぜそうまでして一生かけて旅をするのか?

          


 フジバカマに吸密に訪れるのは
 ほとんど ♂のアサギマダラだと言われています。
 (翅の下の方に黒いシミのようなのがあるのが♂)

          


 フジバカマの花に含まれる有毒成分 ピロリジンアルカロイドを
 取り入れることで、鮮やかな翅を維持して鳥に食べられないよう自衛しているのと
 フジバカマには ♀を引き寄せる性フェロモンが含まれていて
 次の子孫をつくるために
 ♂はどうしてもここで フェロモンを得ておかないといけないということがあるらしいです。

          


 たぶん何万頭というアサギマダラが
 種が始まって以来 この旅を繰り返しているに違いないのですが
 今まで誰も アサギマダラの最後の姿を目撃した人はいないと言います。
 海上でも 山中でも
 
 謎だらけのアサギマダラですが

          


 謎は謎のままでいい

          


 ただ
 アサギマダラが
 旅を続けられる環境を
 これからもずっとずっと守りたい
 守らなければと思います。

          




          


 
 大好きなアサギマダラのこと
 ついつい一生懸命になって長々と書いてしまいました ~~ m(_ _)m
 読んでくださいましてありがとうございます。

 また来年もどこかで会えるといいなと思います♪


 




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