去年から、10代の友人が貸してくれる小説を読むようになった。所謂「ライト・ノベル」と呼ばれるジャンル?の作品で、最初から文庫くらいの大きさで出版され、表紙以外にも美しいイラストが数ページ、登場人物の紹介を兼ねて?付けられているものが多い(らしい)。
書店ではちょっと奥の棚にずらりと並んでいて、中高生くらいの人たちが立ち読みしていたりする、あの小奇麗な本たち・・・というイメージしか無かったので、「 . . . 本文を読む
この冬は、高知としては珍しく雨の日が多い。今朝も雨上がりの冷たい空気と、やんわりと曇っている灰色の空から一日が始まった。
こういう明るい灰色の空がベランダから見える日、私は考えごとがしやすく、落ち着いた気分になれる。実家のある金沢も、学生時代を過ごした鳥取や米子といった山陰の街も、決して天気のいい所ではなかったので、私は空が曇っているのを特別意識したことなど無かったと思う。当時から、柔らかい雨は . . . 本文を読む