眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

2024年 映画館で観た外国映画

2025-02-16 15:14:56 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~


『オッペンハイマー』(監督・脚色・共同製作:クリストファー・ノーラン 2023 アメリカ)

家族全員が観た映画… というだけでも、その注目され方がわかるけれど(監督がこの人だから?)、わたしはこの映画のことがあまりよくわかってないのだと思う。何種類かの時間軸が交錯して、ただでさえよく知らない人のことを理解するのをムズカシクしている。
マンハッタン計画って、こういうものだったの?とか、オッペンハイマーってこういう人生だったの?とか、思ってみてもムナシイというか。
何のためにこの映画を監督が作ったのか,ちょっと訊いてみたい…と思ったのを思い出す。

『枯れ葉』(監督・脚本:アキ・カウリスマキ 2023 フィンランド=ドイツ)

気の抜けたサイダーに、さらに水を足したような感想が残ってたので下に。(次の『理想郷』と一緒くたにされてます(^^;) カウリスマキ監督も今は幸せなのかな~というような、ちょっと微笑ましいものを見ているような気分でいたのを思い出す。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/58293050.html


『理想郷』(監督・脚本:ロドリゴ・ソロゴイェン 2022 スペイン=フランス)

「教養ある都会人」って、ほんとにこんなに「田舎」に暮らす人々の気持ちに鈍感なの?(自分が田舎人なもんで理解できないのかなあ)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/58293050.html


『ファースト・カウ』(監督・共同脚本:ケリー・ライカート 2020 アメリカ)

私の記憶には定着しない種類の映画だったのかなあ。観ている間は、それなりに面白かったんだけど。(今はアタマの中に断片が数枚散らばってるだけ?)

『VORTEX  ヴォルテックス』(監督・脚本:ギャスパー・ノエ 2021 フランス)

意表を突かれるような作品だけれど、わたしはむしろ「端正な映画」と感じた。その眼差しの温かさ?みたいなものも含めて。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/58332507.html


『パスト  ライブス  / 再会』(監督・脚本:セリーヌ・ソン 2023 アメリカ=韓国)

この映画は「観たことにならない」のが残念。会場(の空気環境)がCS気味の自分に合わなくて… というグダグダを、長々書いた日記が残っていた。(映画と、作った方たちの両方に申し訳ないし、観られなかったのはやっぱり悔しかった…)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/58399840.html


『瞳をとじて』(監督・原案・共同脚本:ビクトル・エリセ 2023 スペイン)

不思議な風合い(わたしにとって)の作品を作る監督さんだなあ…と。(それは『ミツバチのささやき』(1973)  の頃と変わらなかったので、ちょっと驚いた)

https://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/09063a4b3066f2ccd604e77825bc1e1c


『インサイド・ヘッド2』(監督:ケルシー・マン 2024 ディズニー&ピクサー)

前作の「1」は、(自分の好みとは少し違っていても)物語として面白いと思った記憶がある。けれど、この「2」はピンとこなかった。「思春期」をこういう形(枠内)で描くのは、無理があるのかなあ…なんて思った。


『シビル・ウォー   アメリカ最後の日』(監督・脚本:アレックス・ガーランド 2024 アメリカ)

予備知識なしで観にいって、強烈な映画体験(としか言いようがない)が残った作品。ここまで来ると、爆発・射撃・騒音・暴力…などなど、大したことじゃないと、観ながら思うようになった自分にも呆れたけれど、内容のソラ恐ろしさに比べれば、モノの数じゃないと本当に思ったのだ。

観にいった頃には、世の中はまだ、「アメリカで内戦?  いくらなんでもォ」だったと思う。なのに、その後どんどん「先のことはわからない~」な雰囲気になってきているのを、一日本人(無知)の自分でさえ感じる。

ショッキングなシーンも多々あったけれど、いい意味で印象的なシーンもいくつもあった。(プレスを邪魔者扱いせず、危険に際しては明らかに庇っている兵士たちとか、お互い察して理解するジャーナリストたちとか…)
近未来のファンタジ―?として、全くのフィクションである「映画」という形で観られる間は、まだいいんだけど… なんて思いながら、でもソンナコト抜きに、所謂エンタメ作品としても、よく出来た映画だったのかもしれないとも。(自分はこういう映画では、それがわからなくなる)


『ヒットマン』(監督・共同脚本:リチャード・リンクレイター 共同脚本・主演:グレン・パウエル 2023 アメリカ)

ラストにイチャモンつけてる感想が残ってるけど、思い入れなしに観たら、これはこれで普通に面白かったのかなあ。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/58839984.html


『モアナと伝説の海 2』(監督:デイブ・デリック・Jr. 制作:ディズニー・アニメーション・スタジオ 2024 アメリカ)

このシリーズは3部作と、後から若い友人に聞いた。今回はその真ん中ということで、「だから大きな盛り上がりには欠けてる」のだそうな。
ディズニーのミュージカル・アニメーションは、当地では吹替でしか見られないことが多く、『アナと雪の女王』のときに(個人的に)「歌に懲りた」せいで観にいくつもりがなかったけれど、諸々の事情で観るハメになっちゃった作品(^^; 
でも、海(水)の表現は相変わらず迫力があり、しかも美しい。劇場版のアニメーションがスクリーンで観られるなら、それ以上はあんまり文句言えないな~と、いつもながら思った(『ロボット・ドリームス』は、上映会場が私の体調にヒビク場所で、観にいけなくてとても残念だったので)



 

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