眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

『メッセージ』

2017-06-13 22:44:22 | 映画・本
映画の冒頭、幼い娘と相手をする母親の映像が続く。淡い光、優しい音・・・切ないほど一生懸命娘を見つめる母親の瞳に胸を衝かれ、「(かつての)私なんかと全然違うなあ。大事な子で、この人もいいおかあさんなんだ」などと思いながら見ているうちに、子どもは病気で亡くなったのを知る。「ああ、そうだったんだ」その後に続く現在の母親の日常、その佇まいが、どちらかというと暗く寂しそうに見えるせいで、私はきれいにダマサレ . . . 本文を読む
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