まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

NHKドラマ『おむすび』②

2025-03-02 | 感想


NHKドラマ『おむすび』を観ていますか?
過去最低の視聴率12.0%と
ネット上では批判批判のオンパレードだけれど
私は気に入って毎日ビデオに録って
好きな時間に観ている。

  

NHK大阪放送局にて2月28日から3月9日まで公開中の
『おむすび』セット公開展に行ってきました。

  

NHKの朝ドラを観ている層に偏りがあり
朝の忙しい時間にゆったりのテレビを観られる
優雅で比較的真面目で
「NHKの朝ドラ」たるものはこういうもの
というステレオタイプの人が多いのか?
いつもの「NHKの朝ドラ」という枠から外れていたり
「ギャル」という不真面目そうな人たちとは
関りがなかった人たちが視聴者層に多く
「そんな訳の分からないこと」を
朝っぱらから観たくないと思う気持ちも理解が出来る。
私自身も実は、「ギャル」とは縁遠い所で生活をしてきた一方
若い頃から「自分の居場所とは違う人たち」ではありながらも
「どういう人たちなのだろうか?」という興味があり
「恐いもの見たさ」もあって
高校時代にはこっそりギャル雑誌を買ってみたり
ゲイの雑誌を買ってみたりということをして
偏見だけでモノを観ないように意識してきた。
今回の「ギャル」を切り口にした朝ドラは私には斬新で
私が高校生時代に読んで学んだものとは時代も異なり
勉強させてもらう機会になったし、
このドラマを批判して去っていかれた方々とは違い
むしろ受け止め方が変わったと思う。

  

また私は、長年にわたり福祉施設で働いてきた。
そこには栄養士という職種の方が必ずおられ
退職をした今でも親しくさせてもらっている栄養士さんもいるが
これまでずっと同僚として働いてきていながら
栄養士という職種に関心をもたずにきたけれど
今回の朝ドラで主人公が栄養士という資格を取り
栄養士として働く姿を見ながら
「こういう仕事だったんだ!」ということを知る機会を得た。
ギャル以上に知らなかったことが多く
偏見はもってはいなかったが固定観念で見ていた自分を反省した。

  

『おむすび』の前の『虎に翼』もそうだったが
専門的に勉強をされている人に比べれば微塵もないが
私がこれまで関りがなかった世界を知れる機会として
「NHKの朝ドラ」は助かっている。
配役の好き嫌いも多少はあるが
私のために作られたドラマじゃないんだからしょうがない。
「さすが、上様」と人気のあった松平健さんも(作中で)亡くなられ
サプライズ出演されたラモス瑠偉 さんや山内惠介さんなど
ツッコミどころも満載で、私はおもしろい演出だと思うけれど
「そんなあり得ないこと」でも批判されており
これほどまでにサンドバック扱いされている社会現象もまたおもしろい。
2月11日でクランクアップされたそうですが
3月29日の最終放送日までまだまだ楽しみです。

  

参考:NHKドラマ『おむすび』(前回のセット公開)
   灘温泉水道筋店&ロケ地めぐり①