駅のきっぷの自販機で年配の男性が困っておられたので
「お手伝いしましょうか」と声を掛けた。
男性はくしゃくしゃになった千円札を入れようとされているが、
入れようとしているのはカードを入れるところで、お札を入れるところじゃない。
「お札はこちらに入れるんです」とお伝えするが、
くしゃくしゃになった千円札は、なかなか吸い込まれていかない。
「私がやってみましょう」と言って千円札を受け取ると、
自販機から何やら声が聞こえてくる。
「ご希望のボタンを押してください」「ご希望のボタンを押してください」と
繰り返し声が聞こえる。領収書の要否を訊かれている。
領収書のボタンを選んでもらうと、千円札が引き込まれていった。
何でもない人にとってはふつうのことでも、難しい人には難しい自販機である。
ますます弱者が切られていく社会になっていることに気付かされた。
その後、電車に乗車し発車時刻を待っていると、
出発前の運転士に何か尋ねるお年寄りがいた。黙って聞いていると、
「〇〇駅ではタクシーが拾えますか?」という内容だが運転士もご存じでないらしく
ちゃんと教えてもらえなかった様子。
それを見ていた私は、席へと戻るお年寄りを呼び止めて
「2駅先の✕✕駅も3駅先の〇〇駅にもタクシーは拾えません。」
「タクシー乗り場があるのは、3駅目の〇〇駅からさらに1駅先の△△駅か、
次の▼▼駅しかありません。」とお伝えしたが
「4駅先の△△駅では行きすぎるんです。」と困った様子。
2駅目の✕✕駅の少し手前から車窓を眺めて探しておられる様子だが見つかる訳がない。
どうやら4駅目の△△駅で降りる様子だったので
「一筋移動すればタクシー乗り場がありますよ」と伝えて
「お先に降ります。気を付けて」と声を掛けて降りた。
思えば世の中は高齢化社会と言われながらも、
実は高齢者に優しくない社会であることを感じさせられる。
とはいえすでに初老の時期に入っている自分にとっても
「明日は我が身」という気がしてきた。
高齢化社会だからこそ、高齢者に優しい街づくり求められている。
「お手伝いしましょうか」と声を掛けた。
男性はくしゃくしゃになった千円札を入れようとされているが、
入れようとしているのはカードを入れるところで、お札を入れるところじゃない。
「お札はこちらに入れるんです」とお伝えするが、
くしゃくしゃになった千円札は、なかなか吸い込まれていかない。
「私がやってみましょう」と言って千円札を受け取ると、
自販機から何やら声が聞こえてくる。
「ご希望のボタンを押してください」「ご希望のボタンを押してください」と
繰り返し声が聞こえる。領収書の要否を訊かれている。
領収書のボタンを選んでもらうと、千円札が引き込まれていった。
何でもない人にとってはふつうのことでも、難しい人には難しい自販機である。
ますます弱者が切られていく社会になっていることに気付かされた。
その後、電車に乗車し発車時刻を待っていると、
出発前の運転士に何か尋ねるお年寄りがいた。黙って聞いていると、
「〇〇駅ではタクシーが拾えますか?」という内容だが運転士もご存じでないらしく
ちゃんと教えてもらえなかった様子。
それを見ていた私は、席へと戻るお年寄りを呼び止めて
「2駅先の✕✕駅も3駅先の〇〇駅にもタクシーは拾えません。」
「タクシー乗り場があるのは、3駅目の〇〇駅からさらに1駅先の△△駅か、
次の▼▼駅しかありません。」とお伝えしたが
「4駅先の△△駅では行きすぎるんです。」と困った様子。
2駅目の✕✕駅の少し手前から車窓を眺めて探しておられる様子だが見つかる訳がない。
どうやら4駅目の△△駅で降りる様子だったので
「一筋移動すればタクシー乗り場がありますよ」と伝えて
「お先に降ります。気を付けて」と声を掛けて降りた。
思えば世の中は高齢化社会と言われながらも、
実は高齢者に優しくない社会であることを感じさせられる。
とはいえすでに初老の時期に入っている自分にとっても
「明日は我が身」という気がしてきた。
高齢化社会だからこそ、高齢者に優しい街づくり求められている。