毎日が楽しい

今年３月末に仕事を定年退職し、７ヶ月が過ぎた。
先に退職を迎えた諸先輩方を見て、なにか年寄りっぽく感じてしまい
いつまでも現役世代であり続けたいと思ってきたのに
いざ「働かない生活」を迎えてみて、毎日が楽しくてたまらない。
仕事をしているからオフの愉しみがあると考えてきたがそうではないし
これまで散々働いてきたからという人もあるがそうでもなく、
「労働の義務」という制度からは逸脱しているが
こういう生活のあり方があることを知らなかったという感じである。
私はずっと６０歳で定年を迎えても働き続けることが当然のことで
６５歳まで延長をお願いして働き続けることがずっと正しいと思ってきたが
妻から退職を勧められ、カルチャーショックを感じた。
私には子どもがないことに加えて 生まれもっての軽度の障がいがあるほか
持病もあることから 元気なうちに夫婦で楽しもう。
私たちには時間がないからと言われて ６０歳の定年を機に退職を決めたのだが、
正直なところ「時間がない」というほどの実感はないが、
父や兄を若くして亡くした妻にとっては身近に感じるのであろうか。
他人が６５歳から退職生活を始めるところを ５年前倒しで始めたことで、
５歳若くして今の生活に入ったのだが
たしかに６５歳で退職される先輩方を見てると結構老いた感じを受ける。
おそらくこの５年間の老化が早いのかもしれない。
私自身の年金受給までのこの５年間は、無収入生活ということで
家計の心配がないと言えばうそになるが、
妻の「なんとかなる」といい言葉を信じて気楽にさせてもらっている。
どちらかと言えば金遣いは荒い方ではないと思うが
比較的無頓着な面もあり、私ひとりなら貯金が出来る自信はない。
その点、毎日きちんと家計簿をつけてきた妻のおかげで
年金受給までの５年間をなんとか生活できる分を貯めてくれており
毎日ブログのネタを考えることが幸せ探しに通じている。
みんな妻のおかげや。妻には頭が上がらない。

ロングスカートとキンモクセイ

だいぶん涼しくなってきた。いや秋らしい気候はあっという間に終えて
もう寒くなってきて冬の到来が見えてきた。
つい最近まで若い娘さんはお腹を出して歩いている人が目立っていたが
いつのまにやらロングスカートの女性が目立つようになってきた。
しかし階段の昇り降りや下の方にある商品棚を見ていて
裾が地面に擦って歩く姿に驚かされる。
あんなにきれいなロングスカートを履いていながら
駅構内の誰もが歩くあの汚い床を擦りながら歩き、
あのままで自宅に入るなんて、潔癖症じゃない私でも考えられない。

見た目には高級感が漂うようなきれいなロングスカートでも
今では安価なメーカーも沢山あるので、価格は安価なのかもしれないが
やはり地べたを擦って歩く姿はとても見てられない。

道を歩いているとキンモクセイが香る季節になった。
どこからともなく香ってくる匂いは、
子どもの頃にはトイレの香りという感じがしていたが
最近はキンモクセイの香りのするトイレが無くなった気がする。
おかげでキンモクセイの香りを自然に楽しめる。

キンモクセイは不思議な植物で、
直接香りを嗅ごうとしても全然香りがしないのに
少し離れたところに居るとどこからともなく漂ってくるから不思議である。

告別式

知人の通夜、告別式に参列させて頂いた。

彼は、私より１６歳年上のオジサンだが、

親子三代にわたってみんなから愛され、

息子さん娘さんの同級生や仕事関係の友人までもが

オジサンへの御礼を述べ、涙を流しており、

その人たちの子どもたちまでもがオジサンに可愛がってもらったと

とても賑やかな葬儀であった。

 

私は人づきあいも多く、一般の方々に比べても

沢山の葬儀にも参列してきた。

これまでは「親族による嗚咽」のある葬儀こそが

素晴らしい葬儀だと思ってきたが、

今回の葬儀では嗚咽がないばかりかみんな賑やかで

故人が好きだったボヘミアンラプソディが流れる中

それぞれの席ではメソメソ涙する老若男女が目についた。

 

またみんなに愛されたオジサンの葬儀では、

葬儀屋の方よりも直接お世話になった方々が準備設営し

司会者も未経験の友人で手作り感のある葬儀で

そういう葬儀に私が参列したのは２回目だったが

前回よりも参列者の子どもの数が多く、

誰もがオジサンに抱き上げてもらいながら育ったことや

子どもの目線で冗談を言ったり遊んでくれたと涙されていた。

 

阪神ファンだったオジサンは日本シリーズを見ずに逝ったが

おそらく甲子園で応援されていることであろう。

私自身も４０年近くもお世話になり、寂しい限りである。

心よりご冥福をお祈りしています。

ハローワーク

やっと失業保険を受け取るためのハローワークを卒業した。
一応、再就職を希望している前提で求人相談を続けることで
失業保険が受け取れる仕組みになっている。
そのため体力的にまっとうな仕事が出来なくなったから退職したのだが
再就職希望ということにしなければ失業保険は受け取れないというのは
なんともおかしな制度であり、なんとなく嘘をついているようで
心苦しいハローワーク通いだった。
定年退職した私の場合、会社都合での退職となるため
すぐに受給できたが、中途退職扱いの妻はまだまだ通わなければならない。
ケアマネージャーをしていたこともあり、ハローワークへ行くと
毎回、介護・保育・看護を希望する人かを訊かれるが、
精神的にしんどくなって退職しただけに、言われるだけでしんどくなってしまう。

毎回、介護・保育・看護を希望する人かを訊かれるのには理由がある。
そういう職種を希望する求人が多く、埋まらないために特設コーナーを作って
頑張っておられるようだが、そちらへ向かう人の姿はあまり見かけない。
待合の座席の前にあるビデオでは、常に介護の仕事は楽しくてやりがいのある仕事
だというビデオが流れているが、一度でも経験のある人なら悪いイメージは拭えない。
全くの未経験者の中には介護福祉士やヘルパーの資格を取れば就職しやすく思うかも
しれないが、これまでにも実習に来られた方の後悔話を何度も聞いている。
せっかくだが毎回、介護・保育・看護を希望する人かを訊かれるのはむしろ
逆効果のように思えてくる。たまにはウソでも充足しましたくらいの日でも作らないと、
ずっと誰も応募しないキツい仕事に思えてしまう。
たしかにやってみれば性格的にはうまく馴染める人もいるとは思うが
人間相手の仕事は向き不向きがあり、暴力事件に及ぶ気持ちも分からないでもない。
専門職としての社会的地位をあげて、高給な職種になっていかないと
人手不足はもちろんのこと、そのサービス内容も向上していかないと思う。

銚子電鉄のコラボCM

銚子電鉄は千葉県を走る私鉄で、
一時は親会社の横領による１億円の借金や線路と踏切の改修のほか
法廷検査（電車の車検）のお金が捻出できず、ぬれ煎餅を販売して
立ち直ったすごい鉄道会社で、鉄道ファンとして乗りに行ったことがある。
中でも犬吠駅から徒歩１５分の「地球の丸く見える丘展望館」は、
３６０度見渡せる展望台があり、地球の丸みが分かるのが凄い。

そんな銚子電鉄がテレビCMでおなじみの夢グループとコラボして
おもしろいCMを作成された。
さすがは銚子電鉄の竹本社長。アイデアマンでありファン心理をくすぐってくれる。
是非ともyoutubeで見て頂きたい。

参考：https://www.youtube.com/watch?v=-Tf6lssTIps