渋沢栄一、何が一番すごいのか。 2020年02月03日 | 通常メモ 明治の著名な実業人のほとんどは財閥の一員か、あるいは自ら財閥を興した人間であるが、日本の実業王と称された渋沢栄一だけは、自ら財閥を作らず、その一員となることもなく、日本に銀行や企業活動を根付かせ、民間による国づくり、国を豊かにすることに心を砕いた。 1874年、現在の埼玉県深谷市で富農の家に生まれた渋沢は、若い頃から反骨精神が旺盛だった。武士というだけで威張り散らす連中への反感、またアヘン戦争をめぐる英国の清国に対する理不尽さを知り、渋沢は次第に尊皇攘夷思想を抱く。 . . . 本文を読む