おととい、裏山の竹林散策コースを歩いていたら、そのままブローチにしたいくらいステキな、緑→黄色→オレンジのグラデーション木の葉を見つけました。
やっぱり晴れた日は気持ちいいなぁと、普段はあまり飲まない炭酸飲料を手に、しゅわっと初夏を感じていたら、夜になって「ごろごろ、どど~ん!」と、雷雨に、一転ひんやり。
お天気も変化に忙しい近頃、こころは、おだやかであれますように。
さて、横浜の山下公園に来ると、いつも立ち寄るカフェがあります。
それは、初めての一人旅で、横浜にお嫁にこられたピアノの先生を訪ねた13歳以来のこと。
ここから眺める公園通りが好きで、一時期は毎月、友人や家族と来るようになりました。
うららかな陽気に、のんびり行き交うひとたちと停泊中の船の光景は、伸びやかな心地にさせてくれますが、この3日間の滞在中はいつになく、雨の日や、人のいなくなった夜の港の表情にも、しっとり親しみを感じました。
新緑のいちょう並木。
左上に写る、大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の船から、時折「ボーッ」と汽笛が響きます。
夜、バルコニーに出ると、右手にベイブリッジ、左手にみなとみらいの観覧車が幻想的に
ライトアップされ、うっとりな眺め。
カーテンを開けたまま、友人に薦めてもらい読みかけにしていた「バーブシカの宝石」という本を読みました。
その中で、著者の入江麻木さんが、今から70年前にロシア人のご主人と結婚され、横浜の山手に住まれてからの暮らしを情緒豊かに綴られています。
当時の山下公園の描写などが出てくると、思わず時空が溶け合って、作品の魅力的な世界に思いを馳せました。
お料理の好きな、著者の義理のお父さまのことばには、とても印象的なものがあったので、一部引用させていただきます。
「料理をする時は、笑いながら楽しく作らなくてはいけない。
そうでないと、できあがったものはまずくて苦いのです。」
「料理は材料を選ぶこと、心をこめること、手を加えすぎないこと、火のご機嫌をとることが大切。」
あれから、毎日のいろんな場面で、そうそう。と、このことを思い返しています。
これはおまけですが、引き込まれて読みすすむうちに、愛情たっぷりに描かれている作者麻木さんのお嬢さまの誕生日が出てきました。
どこかで見たことのある数字。と思ったら、わたしの誕生日と同じだったので、少しうれしくなりました。
横浜の奥行きが、また増したように思えます。
お昼間、おにぎりやサンドイッチを食べるひとたちで賑わっていたベンチ。
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/
やっぱり晴れた日は気持ちいいなぁと、普段はあまり飲まない炭酸飲料を手に、しゅわっと初夏を感じていたら、夜になって「ごろごろ、どど~ん!」と、雷雨に、一転ひんやり。
お天気も変化に忙しい近頃、こころは、おだやかであれますように。
さて、横浜の山下公園に来ると、いつも立ち寄るカフェがあります。
それは、初めての一人旅で、横浜にお嫁にこられたピアノの先生を訪ねた13歳以来のこと。
ここから眺める公園通りが好きで、一時期は毎月、友人や家族と来るようになりました。
うららかな陽気に、のんびり行き交うひとたちと停泊中の船の光景は、伸びやかな心地にさせてくれますが、この3日間の滞在中はいつになく、雨の日や、人のいなくなった夜の港の表情にも、しっとり親しみを感じました。
新緑のいちょう並木。
左上に写る、大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の船から、時折「ボーッ」と汽笛が響きます。
夜、バルコニーに出ると、右手にベイブリッジ、左手にみなとみらいの観覧車が幻想的に
ライトアップされ、うっとりな眺め。
カーテンを開けたまま、友人に薦めてもらい読みかけにしていた「バーブシカの宝石」という本を読みました。
その中で、著者の入江麻木さんが、今から70年前にロシア人のご主人と結婚され、横浜の山手に住まれてからの暮らしを情緒豊かに綴られています。
当時の山下公園の描写などが出てくると、思わず時空が溶け合って、作品の魅力的な世界に思いを馳せました。
お料理の好きな、著者の義理のお父さまのことばには、とても印象的なものがあったので、一部引用させていただきます。
「料理をする時は、笑いながら楽しく作らなくてはいけない。
そうでないと、できあがったものはまずくて苦いのです。」
「料理は材料を選ぶこと、心をこめること、手を加えすぎないこと、火のご機嫌をとることが大切。」
あれから、毎日のいろんな場面で、そうそう。と、このことを思い返しています。
これはおまけですが、引き込まれて読みすすむうちに、愛情たっぷりに描かれている作者麻木さんのお嬢さまの誕生日が出てきました。
どこかで見たことのある数字。と思ったら、わたしの誕生日と同じだったので、少しうれしくなりました。
横浜の奥行きが、また増したように思えます。
お昼間、おにぎりやサンドイッチを食べるひとたちで賑わっていたベンチ。
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/
私も、お父様の料理の言葉は胸に刻んでいます。
麻木さんの優しい文章は、
横浜の山手での美しい生活が、目の前に浮かぶように生き生きとしていて、
それ故に、そこに確かに息づいていた生活、人々が時の流れと共にあっという間に過ぎ去って、今はもうないんだ・・と思うと、
私はとても切ない気持ちになります
ほんとうですね。
そんな、いくつもの物語の連続の中を、今生きてるんだ。と思うと、
気が楽になったり、一瞬いっしゅんの出来事が愛おしくなったりします。
どんな楽しさの中にも、いつも、
ちょっぴりの切なさはブレンドされてるんでしょうね