ミャンマー視覚障害者医療マッサージトレーニングセンターの日々の記録 「未来に向かって」

NPO法人「ジャパンハート」が、ミャンマーの視覚障害者の社会的自立を目指して立ち上げた新たなプロジェクト

春なのにお別れですか。。。

2014年03月13日 | 日記

3月1日は「第3回卒業式」という

とても大きな行事がありました。

それ以外にも

生徒達にとって、大きな行事があったのです。

それはトレーニングセンターの教員である

ジャーサン先生が日本の盲学校に留学する日だったのです


卒業式のあと、卒業生とジャーサン先生のために

みんなで

パーティーを行いました。

歌があり、笑いあり、そして涙あり

素晴らしいパーティーになりました。


ジャーサン先生へ

日本の暦で言ったら春ですが

一旦、みんなとお別れですね。

ですがこれから日本での

3年間で、たくさんの素晴らしい出会いが

先生を待っていると思います。

でも、どんな素晴らしい出会いがあったとしても

絶対に、このパーティーのことと仲間のことを忘れないで下さい。

ジャーサン先生はミャンマーの視覚障害者の代表として行きます。

そして、ミャンマーのみんながあなたに期待をしています。

がんばれ!ジャーサン先生

杉浦

新しい一歩!

2014年03月13日 | 日記
3月1日にチンミンダイ盲学校にて

 「第3回 卒業式」がありました。


第3期生の11名が無事に卒業証書を受け取りました。

11名の皆さんは1年目の1年間は、トレーニングセンターで塩崎先生から座学を中心に

勉強をしました。

そして2年目の今年度は、各地元の盲学校に戻って1年間、教育実習を行いました。

この3期生の特徴はクラス全員がとても仲が良いということです。

何をするにもクラスの団結力は他の学年より強いと思います。

年齢も出身地も宗教もばらばらですが

そんなの関係ありません

みんなが同じ方向を向くことが大切なのです。

そしてこのクラスの皆が絶対に忘れることはないのが

「Aung Kyaw Lwin」さんのことです。

彼はこの3期生として、教員になりたいという強い気持ちをもって入学致しました。

ですが悲しいことに2013年3月2日に病気のために亡くなってしまいました。

彼の夢だった、生徒に勉強を教えることは叶わなかったのです。

第3期生はそのことを僕なんかよりもわかっています。

これからのミャンマー視覚障害教育を支えていく

3期生の11名は彼の気持ちを忘れず

これからの教員人生を歩んで行ってくれる思います。

 杉浦



2月26日・27日

2014年03月13日 | 日記
2月26、27日と2日間かけて視覚障害者の医療マッサージ全国セミナーを開催しました。

ミャンマー各地から盲学校の生徒・マッサージ店で働いている人がヤンゴンに集まりました。


今回は日本から伊藤先生・鰐部先生をお招き致しまして、一日目は「ストレス社会に対応できる診療とは?」、二日目は「患者さんを理解するための効果的な問診とは?」と「頭痛に対する効果的なマッサージ」
についての講義を頂きました。

「頭痛に対する効果的なマッサージ」については実際の治療のやり方を指導をして頂きました。


講演終了後にはたくさんの質問が寄せられ、時間内では回答しきれないほどでした。
日本では、なかなか質問をしたくてもみんなの前では質問するのは
恥ずかしいという人が多いかもしれませんが参加されたみなさん多くの方が質問をしていました。

実際に現場でマッサージを行っている人の中には、日々疑問を持っている人が多いのだと思います。
専門家の意見を聞きたいが、聞く機会がないのが実情です。

年に何回も開催して欲しいという声も頂きました。

今回、参加された方は新しい知識、技術を身につけられたと思います。
ミャンマー視覚障害者の方にとってとても有意義な二日間になったと思います


杉浦

先生紹介③

2014年03月11日 | 日記
 トレーニングセンターの先生を紹介します。

3回に亘り3名の先生を紹介して行きます。

3回目となる今回は「エイチャン先生」を紹介します。

エイチャン先生はトレーニングセンターの1期生です。


教えている教科・・・解剖学、英語、臨床論、西洋医学

*エイチャン先生に聞きました。

趣味・・・ギターを引くことです。

好きな食べ物・・・チャーハンです。

授業をしていて楽しい時・・・授業が上手く出来た時です。

授業をしていてたいへんな時・・・ありません

将来の夢は・・・もっとパソコンを勉強していきたいです

*生徒から見たエイチャン先生の印象・・・怖いです。声が大きいです。時間に遅れることがあります。冗談が面白いです


  杉浦