冥土 in Japan -メイドインジャパン-

闘病記録を後悔ブログとし、
更なる病人の参考に供せむとてすなり

高崎総合医療センターにて

2010年02月05日 16時43分27秒 | 生活φ(..)
この間、体調が悪すぎて記録もろくにつけられなかったのですが。。。
先日の高崎総合医療センターについて。

まず、外来、事務、採血など各所の窓口の対応は非常に親切でした。
ところが、医師は、専門外来紹介で行ったためか、いかにも「うちは仕分け外来じゃないぞ!!」とご立腹の様子。

これは、高崎総合医療センターだけじゃなくて、群馬で私がかかった病院すべてでそういう感じを受けます。

初診の済生会前橋病院の診断が「うつ病」なので、結局、「うつ病患者がグダグダいいに来た」としか見てくれないのです。

更に、高崎では「繊維筋痛症」という現在では保健医療も難病指定もできないやっかいな病気の為の特殊外来の為に、予約一ヶ月待ちの状態で、非常に忙しいのは判るのですが。

但し、こんな事になってるのは、現在の医療制度その物に原因があります。
病院の機能分業を無理やり進めた結果、最初にかかる病院の医師の力量が非常に重要で、そこの医師は、あらゆる分野を広く勉強し、どの診療科にまわすのが適切か正確に判断する力量が求められます。

それがないまま、特定機能病院として、紹介状なしではかかれない専門病院ばっかりにしてしまったため、初診外来の医師が自分の専門外で判らない場合、頓珍漢な科にまわしてしまうのです。

こういう状況になると、必ずうつ病患者が激増します。
「訳のわからない病気」をみんな「うつ病」にしてしまうからです。
そこにもってきて、現在、うつ病の判定基準が米国式を取り入れる所が増えた結果、うつ病の判定基準には殆どのやっかいな病気の持ち主には当てはまってしまうのです。

せっかく作った専門病院・専門外来は、初診医師がまわした頓珍漢な病気で振り回され、精神科病院が超満員になる、という事が現実になっています。

私の場合は、恐らく「繊維筋痛症ではない」と思われる状況である事が判りました。
医師が触診する場所と痛い場所が全く異なっており、おまけに痛みの感じ方まで違うので、素人でも「違う」と理解できるでしょう。

こうなると私の病気は迷宮入りです。
もし、私が当初から予想してる縦隔内腫瘤がガンであった場合、結局誰も何もしてくれない、という状況になります。

私にとって「群馬県には医者はいない」というのがこの間の教訓であり、帰結のようです。