冥土 in Japan -メイドインジャパン-

闘病記録を後悔ブログとし、
更なる病人の参考に供せむとてすなり

鼓腸:「こちょう」と読みます

2009年07月19日 07時31分52秒 | 用語解説
お腹にガスが貯まってパンパンになること。
貯まっているのは、いわゆる「おなら」、場所は大抵、大腸です。
お腹がパンパンになるような場合は、横行結腸という、おへその辺りを横に走る腸にたまってる事が多いです。
この場合は人によって、熱を出したり、のた打ち回る程の激痛を起こす事があります。
昔母から聞いた話では、うちの家系はそういう人が多いらしく、私もそうなりやすい体質のようです。
子供の頃、実際に熱を出してものすごい腹痛で苦しんだ事があります。
医者で多分抗生物質と思われる注射をして全く効果なし。
数時間後再診したけどぜんぜん駄目。
帰ってトイレで大量のおならをしたら一気に解熱。痛みも消失、という事がありました。

またこういうケースならば、民間療法で言われている「お腹に『の』の字を書くようにマッサージする」というのも有効です。
腸の運動をガスが排出される方向に促進するからです。

ちなみに、こちらは一般に鼓腸とは言いませんが、右わき腹が痛くなるのは、上行結腸という、右足の付け根辺りにある盲腸から縦に伸びる大腸の上の方にたまった場合。
反対に左側でも縦に走ってる下行結腸がありますが、便が動く向きが右側では上に向かって上るのに対し、左側は下に下りてゆくので、右側の上部に貯まって痛くなる事が多いです。

いつぞや、どっかの調査系テレビ番組で、これが原因で心臓発作になる…などというトンでも情報を流していましたが、そんな事はありません。
この痛みが原因で脈が乱れたりする事はあります。
迷走神経反射という物ですが、これは心臓発作ではありません。
また、投射痛と言って、本当に痛いのは胸ではないのに、胸が痛くなったように感じる、という場合もありますが、これも当然心臓発作じゃありません。
テレビでこういうデマ情報を流すのはやめてほしいものです。


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