
ほとんどの本は消耗品。
住まいにも懐事情にもそうそう余裕がないので、自分で買って手元に残すのはごく限られた本のみ。
ほとんどの場合、図書館で借りては返し、あるいは文庫を買って読んではBOOK OFFに売り、
を繰り返しているうちに、少し高めで場所をとる単行本を買うことはなくなっていた。
それなのに、久しぶりに単行本を買ってしまった。
黒っぽい背景にカラフルな絵の装丁とピンクの帯(ちなみに、絵はパウル・クレーの「人形劇場」)、
始まりの1文がよかったのだよ。
ふくろうがホウと鳴いたので、一実ちゃんが訪ねてきたことがわかった。
主人公が予備校に通う「浪人生」という設定も良かった。
わたしが普段接している年齢の、しかも同じ境遇の女子たち。
自分もかつてはその年頃を経験しているはずなのに、大人になってしまった今、
彼女たちの考えていることが実はよくわからない。
それで気になって買っちゃったんだな。
ちゃんと読んでみたら、クローン人間の話だったんだけど。
それでも7つある短編は、恋愛小説で、わたしは特に
『金と銀』と『壁を登る』が切なくて好きだなあ。
***
昨夜とても恐ろしいことに、近所のマンションで女性が男に襲われかけた
大きな悲鳴と「助けてー!」という叫び声が近所に響いて、110する手も声も震えた
幸い女性が大きな声を出したおかげで、男は逃げ、女性は助かったけど本当に恐かった
でも、アタシは学んだ
身の危険が迫ったときに、大声をあげることはとても大事だということ
キャーキャー悲鳴をあげるだけでは足りないということ
実際キャーキャー言う声をアタシも含め近所の人は犬の鳴き声と間違えていた
「助けてー!」と聞こえて初めて事件だとわかり、行動できたのだということ
玄関の鍵を開ける前に、暗がりに人がいないか、後ろに人がいないか確認するべきだということ
こんなこと言うのはいやだけど、やっぱり物騒な世の中なのだ