楊令伝 1 (1)北方 謙三 集英社 2007-04売り上げランキング : 4442おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
水滸伝19巻を読了後、すぐに買いに走った「楊令伝」。
わたしにとってはたった数時間の空白だったのに
物語の中では3年も過ぎていた。
童貫軍との最後の決戦で雄々しく死んだ花栄の息子や
その他メンバーの二世が梁山泊に入山、活躍しそうな気配。
梁山泊の生き残りメンバーも意外にたくさんいた。
わたしの心のヒーロー燕青、暴れん坊の史進、
人生何が起こるかわからないを体現した白勝、
引きこもり気味の武松などなど。
若い世代と経験豊富な世代がどう交じり合っていくのか
この先を読むのが楽しみな展開です。
ところで、生き残り組の皆様ですが
みんなそれぞれに深い心の傷を負っている。
かわいそうだけど、どうにもできない。
深い心の傷を抱えたまま、それぞれの持ち場で
梁山泊再結成の準備に勤しむ姿は健気。
漢の健気さってなんかかわいい。
みんなが梁山泊の次の棟梁として楊令の再登場を待っている。
早く帰ってきてくれ、楊令よ~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます