自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

東洋大、東都リーグ史上に輝く5連覇達成!=全打席詳細(東洋大vs.亜大2回戦)

2009年05月27日 20時17分06秒 | 野球(ライター時代の記事)
 神宮のマウンドに、東洋大の歓喜の輪ができた。東都大学野球・春季リーグ最終週の第2日、亜大vs.東洋大が27日、神宮球場で行われ、東洋大が3対2で勝利した。連勝で8勝2敗1分の勝ち点4とした東洋大は、同じく勝ち点4の青学大(8勝5敗1分)を勝率で上回り、5季連続14度目の優勝を果たした。5連覇は専大が戦前に記録した6連覇に次いで史上2度目。敗れた亜大は、7勝4敗の勝ち点3で3位。東洋大は6月9日からの全日本大学選手権に出場し、07年秋の神宮大会から続く全国大会4連覇に挑む。
  
 東洋大は初回、3番・坂井、4番・林崎の連続適時打で2点を先制。同点に追いつかれ迎えた7回には、6番・雑賀がレフトスタンドに本塁打を放ち再び勝ち越しに成功した。リーグ戦初安打が値千金の一打になった雑賀は、「今まで使ってもらっても結果を残せなかったので、大事な試合で結果が出てうれしい」と笑顔を見せた。
 投げては前日26日の1回戦に続く連投となった乾、鹿沼が5回、6回と連続失点を喫する苦しい投球を強いられるものの、3番手の内山が150キロ近い直球と鋭いスライダーで亜大打線を無安打に抑える好投を披露。「ことしはピッチャーで勝つ」と誓った投手陣の層の厚さが勝利を手繰り寄せた。内山は「今まで鹿沼さんに助けてもらってきた。今日は(途中で降板した)鹿沼さんを助けることができてうれしい」とリーグ戦11試合のうち10試合に登板とフル回転した右腕を労いながら喜んだ。

 高橋監督は、「夢のよう。感無量です」と目を細めた。筆者が「6連覇の前に、選手権の2連覇ですね」と水を向けると、「もう疲れたよ。いつ休ませてくれるの。勇退届けを出したいよ」とジョークを飛ばし、「今夜は学生と一杯やります」と上機嫌だった。

亜細亜大 000011000=2
東 洋 大 20000010×=3

亜細亜大:北原、倉又(敗)、東浜-下館
東洋大:乾、鹿沼、内山(勝)-佐藤貴
本塁打:雑賀(東)

■1回表(亜大)
東洋大は前日に続き左腕の乾が先発。

1番・小野 見三振 2-1からの4球目、インロー141キロの直球に手が出ず。
2番・石井 見三振 2-2からファウルをはさみ、6球目のスライダーを見逃すも、判定はストライク。
3番・中田 右安初球を捕らえてライト前へ。
4番・中原 四球 2-3から高めのボールを見逃し、四球。
5番・加嶋 四球 2-3から2者連続の四球。
6番・工藤 空三振 2死満塁。2-1から132キロのスライダーにバットが空を切る。

亜大、初回の大きなチャンスを生かせず。乾は連投の疲れからか、高めに上ずるボールが目立つ。

■1回裏(東洋大)
亜大・生田監督は右腕の北原を先発に起用。

1番・小島 四球 2-3からしっかり見極め、先頭打者が出塁。
2番・木村 右飛 バントの構えはなし。2-2から打っていくも、ライトフライ。
3番・坂井 右中3 初球をシャープに振り抜き、右中間を破る3塁打。小島がかえり、東洋大が先制。坂井は大きくガッツポーズ。

東洋大、1回戦に続き初回に電光石火の先制点。
亜大 0-1 東洋大

4番・林崎 左安 2-3の7球目、芯を外されながらもしぶとくサード後方に落とす。坂井が生還し、東洋大に追加点

亜大 0-2 東洋大

5番・都築 右飛 さらに1死一塁。5球目、林崎が盗塁に成功。都築は2-3から逆らわないバッティングをするも、ライトの守備範囲。林崎がタッチアップし、三塁へ。
6番・雑賀 三邪飛 2死三塁。2-1からタイミングを外され、サードファウルフライ。

左腕・倉又の先発を予想し、左用のオーダーを組んだ東洋大。
予想が外れたことも問題にせず、5連覇を引き寄せる2点を挙げる。

■2回表(亜大)
7番・地神 空三振 2-2の7球目、132キロのスライダーを当てられず。
8番・酒井 見三振 2-0から外のスライダーが決まり、3球三振。
9番・下館 四球 1-3からストレートを見極め、歩く。
1番・小野 左安 2-2の5球目をとらえ、三遊間を破る。
2番・石井 四球 2死一、二塁。 2-3から四球で歩き、この回も満塁のチャンスをつくる。
3番・中田 遊飛 期待が集まる中、首位打者を狙う“ブーちゃん”中田が打席へ。しかし、2球目を打って力のないショートフライ。亜大応援団からため息が漏れる。

亜大・生田監督「(敗因は)すべてあそこ。2回の満塁で点が取れなかったこと。それと初回の2失点」

■2回裏(東洋大)
亜大は早くも投手交代。左腕・倉又がマウンドへ上がる。

7番・鈴木 投ゴ 2-0からの4球目を打ってピッチャーゴロ。
8番・佐藤貴 2-1の5球目、134キロの直球で空振り三振。
9番・瀧本 一ゴ 2-3からの6球目、平凡なファーストゴロで3アウト。

■3回表(亜大)
4番・中原 三ゴ 2-2からの5球目を打ってサードゴロ。イレギュラーでバウンドが変わるも、サード・鈴木が落ち着いて対応した。
5番・加嶋 左安 2-1から4球目、快音が残るクリーンヒット。
6番・工藤 空三振 2-1の5球目、スライダーにタイミングが合わず。
7番・地神 二安 1-0の2球目を打ち、高くバウンドした打球はセカンド内野安打。
8番・酒井 二ゴ 2-3からの7球目を打つも、平凡なセカンドゴロ。小島が落ち着いてさばき、2者残塁。

亜大は度重なるチャンスを生かすことができない。

■3回裏(東洋大)
1番・小島 中安 1-2からの4球目、芯で捕らえたきれいなセンター前。
2番・木村 遊併殺 ここもバントの構えはなし。しかし、強攻策が裏目で6-4-3のダブルプレー。
3番・坂井 左飛 初球を流し打つと、あわやスタンドインかという大飛球となる。しかし、フェンス手前で加嶋が追いつき3アウト。

東洋大は無死からの走者を生かせず。

■4回表(亜大)
亜大は苦しい投球が続く乾を攻略したい。

9番・下館 中飛 2-3からの6球目を打ってセンターフライ。
1番・小野 中飛 0-1の2球目、センター前方への飛球は瀧本がランニングキャッチ。
2番・石井 三飛 2-2からの5球目に手を出すが、打ち損じのサードフライ。

亜大はこの試合初めての3者凡退。

■4回裏(東洋大)
4番・林崎 見三振 2-1からの5球目、外角の134キロのストレートに手が出ず。
5番・都築 二ゴ 2-1から打っていくも、セカンドが難なくさばいて2アウト。
6番・雑賀 空三振 2-1から134キロの直球にバットが空を切る。

亜大・倉又は球速こそ135キロ前後だが、100キロ前後のスローカーブをうまく使い、東洋大打線をかわしていく。

■5回表(亜大)
亜大はクリーンアップからの好打順。

3番・中田 四球 1-3から四球を選ぶ。

ここで東洋大は粘りの投球を見せていた乾からリリーフエース・鹿沼へスイッチ。

4番・中原 三ゴ 2-1からの4球目を強振。鋭い当たりを放つも、サード正面で二塁封殺。
5番・加嶋 中安 2-2の5球目をセンター前へはじき返す。中原は一気に三塁へ。
6番・工藤→ブルーノ 亜大は勝負どころとみたか、代打の切り札・ブルーノを打席に送る。1死一、三塁。ブルーノは期待に応え、0-1の2球目をライト前に運び、中原が生還

亜大が1点差に詰め寄る。
亜大 1-2 東洋大

7番・地神→新井 さらに1死一、二塁。一気に逆転を狙う亜大は新井を起用し、送りバントのサイン。1-2と優位なカウントになればバスターエンドランを仕掛けるなど、揺さぶりをかける。しかし、結局3バントを試み空振りの三振。この時、飛び出した二塁ランナーを刺そうとしたキャッチャーと新井が交錯し、これが守備妨害となり加嶋もアウトと判定され、一気にチェンジとなる。

しかし、亜大に流れを引き寄せる1点が入る。

■5回裏(東洋大)
亜大は代打の新井に代え、センターに小嶋。

7番・鈴木 中飛 2-1からファウルをはさんだ5球目をシャープなスイングで捕らえるも、センター正面のライナー。
8番・佐藤貴 1-1の3球目を打ってライトフライ。
9番・瀧本 右安 2-1からの4球目を捕らえ、ライト前に運ぶ。
1番・小島 四球 2-3から低めのボール球をしっかり見極め、一塁へ。結果的に、この四球が首位打者を手繰り寄せた。
2番・木村 遊ゴ 1-0からの2球目を打つも、平凡なショートゴロ。石井が軽快にさばく。

失点の直後の得点で嫌な流れを断ちたかった東洋大だが、あと一本が出ず。

■6回表(亜大)
8番・酒井 右飛 2-3からの6球目を打ってライトフライ。
9番・下館 左安 2-1からの5球目、三遊間をしぶとく破る。
1番・小野 投犠打 初球からバントの構え。0-1の2球目にきっちりピッチャー前に転がす。
2番・石井 右安 2死二塁。1-1の3球目、鋭い打球が一二塁間を破る。ランナーの下館は迷うことなく三塁を蹴り、本塁へ突入。ライト・坂井が懸命のバックホームも、判定はセーフ

亜大が東洋大の大黒柱・鹿沼を攻略!
亜大 2-2 東洋大

3番・中田 遊ゴ 勢いに乗って勝ち越し点を奪いたい場面だったが、0-2からの3球目を打ってショートゴロ。アウトチェンジ。

亜大、見事な攻撃で同点に。しかし、勝ち越しを許さないところが鹿沼のすごいところだ。

■6回裏(東洋大)
同点に追いつかれた東洋大。上位打線で再び勝ち越したい。

3番・坂井 二ゴ 2-3からの6球目、セカンドへ平凡なゴロ。先頭打者は出塁できず。
4番・林崎 遊ゴ 1-3の5球目をショートゴロ。
5番・都築 見三振 2-3からの7球目、外角の直球を見逃す。都築は一塁に歩きかけるも、岩渕球審の右手が上がり見逃し三振。

亜大・倉又の見事な投球に東洋大は3者凡退。

■7回表(亜大)
4番・中原 左安 2-1からの4球目をきれいにレフト前に落とす。
5番・加嶋 投犠打 勝ち越しのランナーを得点圏に進めるべく、送りバント。1-1からの3球目にきっちり成功させる。

東洋大は、ここでピッチャーを3番手の右腕・内山にスイッチ。鹿沼がKOされるのは、今季初めて。
東洋大・鹿沼「最後に降ろされたのは反省点」

6番・ブルーノ 二飛 1死二塁。2-3からの6球目を打つも、捕らえきれずセカンドフライ。
7番・小嶋 空三振 2死二塁。2-1から3球ファウルで粘るも、138キロの高速スライダーにバットが空を切る。

内山、見事に仕事を果たしピンチを脱する。亜大は痛恨の無得点。

■7回裏(東洋大)
6番・雑賀 左本 2-1からの4球目をフルスイング。乾いた音とともに、打球はレフトスタンドへ一直線。ソロ本塁打となる

4年生のリーグ戦初ヒットは、値千金の勝ち越し本塁打
亜大 2-3 東洋大

東洋大・雑賀「打ったのはインコースのストレート。打った瞬間、行った感じがした。今まで使ってもらっても結果が出なかったので、大事な試合で打ててうれしい」
東洋大・高橋監督「えっ!? 初ヒットだったの? 打てる子なんだけどね。運を持ってるね」


亜大、ここで3番手・大山に投手交代。

7番・鈴木 中2 2-3からの6球目、右中間へクリーンヒット。センター・小嶋が抜かせずに抑えるも、思い切りのいい走塁で二塁を陥れる。
8番・佐藤貴 投ゴ 畳み掛けたい場面、送りバントを試みるがピッチャー正面に転がり鈴木がタッチアウト。佐藤は一塁に残る。
9番・瀧本 二併殺 1死一塁。2-3からの7球目、ランエンドヒット。鋭い打球が災いし、4-6-3のゲッツー。

本来のポジションは捕手の雑賀だが、昨年は大野奨太(現北海道日本ハム)、ことしは佐藤貴の影に隠れ出場機会に恵まれなかった。
試合に出るために一塁に挑戦するなど、努力を続けた苦労人がどでかい仕事をやってのけた。

■8回表(亜大)
8番・酒井→伊藤 遊ゴ 0-1からの2球目を打ってショートゴロ。
9番・下館 四球 2-3から一塁へ歩く。
1番・小野 投犠打 初球をピッチャー前へ転がす。
2番・石井 二ゴ 2死二塁。同点のチャンスを迎えるも、セカンドへの平凡なゴロ。

■8回裏(東洋大)
亜大はここで1回戦で先発した“怪物ルーキー”東浜を投入。逆転への執念を見せる。

1番・小島 空三振 2-2かの5球目、鋭く曲がるスライダーに空振り三振。
2番・木村→緒方 中安 東洋大はこちらも期待の1年生・緒方を起用。その実力の片鱗を見せ付けるようにセンター前にクリーンヒット。
3番・坂井 空三併 緒方に代わり、代走にチームで三指に入る俊足・小田を投入。坂井は2-2からの5球目に空振り三振、スタートを切っていた小田も刺されて三振ゲッツー。

亜大、東浜をつぎ込み望みをつなぐ。

■9回表(亜大)
東洋大、歓喜の瞬間まであと3人。しかし、亜大は3番・中田からの好打順。

3番・中田 三ゴ 1-1からの3球目、平凡なショートゴロ。
4番・中原 左飛 1-0からの2球目、レフトフライ。
5番・加嶋 空三振 2-0からの3球目、バットが空を切り、空振り三振。

東洋大、東都リーグ史上に燦然と輝く5連覇達成!

※本項は筆者独自の取材をもとに作成されています。東都大学野球連盟および所属チーム、各大学等の公式発表ではございませんので、ご注意ください。

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