自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

災害対応は「復旧」までを視野に

2022年08月23日 11時17分32秒 | 防犯・防災政策
――新設された危機管理部の具体的な取り組みは。

危機管理部長「2022年の4月から、新型コロナ対策の職員応援体制や対策を行うためのシステム導入等に関する関係部局との協議や検討の中で、調整役や統括役を担ってきた。また、柏市コロナフォローアップセンターを開設したこととともに「柏市業務継続計画感染症編」を策定し、間接的に市民の生活と健康を守る一助になれたのではと考えている。
 複合災害の備えとしては、防災安全課が自然災害や武力攻撃事態に伴う対策本部を担い、危機管理政策課がそれ以外の危機事象に関する対策本部を担うことを明確にし、迅速に対応できる体制を整えている。また、コロナ過で地域の防災活動が停滞していたが、本来業務の柱である地域防災力の回復、さらに今後の向上を目指し、市民との活動を再開した。

――防災、減災はもちろん大事だが、たとえば震災ならば崩れてしまった建物やがれきを片付けないと復旧作業が進まない。並行してまちの機能をスムースに回復、復旧させるための方策にも取り組んでほしい。

危機管理部長「まず発災への速やかな対応、72時間をとにかくもたせるということを基本にしているが、復興・回復も大事になっていくと考えている。特に復興の第一歩となる廃棄物の処理や、近隣・遠方の市からの受援体制を大切にし、併せて県、国、自衛隊など様々な方からの力添えをいただきながら復興、復旧に努めてまいりたいと考えている。

――発災から72時間の食料や電力の確保などはよく話題になるが、その先の復旧のところはなかなか議論にならず、懸念を感じている。復旧作業には民間の手も必要で、災害協定なども進めていただきたいと思うが、見解は。

危機管理部長「まさに協定は大切だと考えている。例えば廃棄物関係であれば、廃棄物処理業者と協定を結んで速やかに処理を行っていくことや、必要な備蓄品に関しても様々な業者と協定を結んで、有事に備える体制を整えている。今後もこのような取り組みを以前にも増して進めていきたい」

2022年6月13日 同年第1回定例会質疑並びに一般質問より

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