――姉妹友好都市交流事業として、トーランス市との国際交流あるいは只見町に対しての災害支援など、意義深い取り組みを行っているが、全体として友好都市との交流、もっといえば柏市が世界7都市と姉妹友好都市を締結していること自体が市民に余り知られていないのではないかという感想を持っている。現状の活動云々の前に、まずこの状況についてしっかりと把握をして啓発を行っていかなければならないと思うが、現状についてどのように分析しているか。
地域づくり推進部長「まず、海外との交流は国際交流の促進を図り、地域社会と市民生活の国際化の推進に資することを目的として、姉妹友好都市のトーランス市(アメリカ)、承徳市(中国)、グアム准州(アメリカ)、キャムデン町(オーストラリア)と青少年派遣交流を行っている。柏市に来られた際には、市内小中学校や高校への学校訪問や茶道体験など異文化体験等を中心に交流を深めている。市民への周知は、派遣生による4都市合同帰国報告会を開催し、海外で学んだ点や今後どのように国際交流を深めていくのかといったことなどを参加された皆さんに発表している。また、柏で国際交流フェスタを毎年開催し、国際交流の紹介や諸外国の物産の販売等を行っており、このような取り組みを通して姉妹友好都市を市民の皆様にお知らせしている。
次に、国内の都市との交流は、これまで只見町(福島県)、柏村(青森県)が前身のつがる市とは約20年、綾瀬市(神奈川県)とは10年の交流の中で、災害時における相互応援に関する協定を締結しているほか、柏まつりを初めとした各種イベントへの相互参加による市民交流や柏レイソルの試合観戦を組み合わせた子供サッカー教室の開催の事業を行い、交流を深めてきた。
このように国内外を問わず、姉妹友好都市とは長きにわたり、さまざまな交流を行ってきたが、議員御指摘のとおり市民の皆様には十分認知されていない状況であることは認識している。さらに、多くの方に姉妹友好都市を知っていただくために、国際交流に関しましては平成28年5月オープン予定の柏市国際交流センターを拠点とした情報の発信に積極的に取り組んでいく。また、国内の交流に関しては、柏まつり等のイベントに交流都市が参加しているので、多くの市民の皆様に交流活動を知っていただく機会となるよう周知の方法などを工夫して検討してまいりたい」
――現状、(姉妹都市との行事などに)関わった方しか姉妹都市に対しての愛着のようなものが湧かないのかなと感じている。例えばグアムに観光に行かれた方がグアムと柏市は姉妹都市なんだという会話を果たしてするのか。あるいはつがるのリンゴをかじったときに、つがると柏は友好都市なんだ、姉妹都市なんだという話をするか。こういったことを考えなきゃいのではないかと思う。おそらく相手方の市民の方も柏に対してのイメージというのはそれぐらいのもので、関わった方は日本の千葉県に柏という姉妹都市があるよとか、日本の方だったらレイソルというサッカーチームのあるところが姉妹都市なんだという話をしているかもしれないが、一般的な方々は恐らくそういう認知はない。姉妹都市の一つのメリットとして災害のときに助け合えるとか、あるいはお互いを行き来するとかというのがありますけれども、発展的になっていかないんではないかと思うが、その点についての考えは。
地域づくり推進部長「確かに御指摘のような課題はあろうかと思う。グアムについても、ミスグアムが来られて柏まつりに参加するというようなことはあるが、私もグアム政府団の方とお話をしたときに、例えば農業の関係で(グアムでも)地産地消の動きがあるという話があって、それに対して柏の農業も非常に盛んなんですよというようなお話をした。それで、できれば柏まつりのときの来柏だけではなくて、いろいろな分野で交流ができればいいんじゃないかというようなお話を(グアム政府団の方に)いただいた。今後、これまでと違ったような交流ができればというふうに考えている」
平成27年9月17日 同年第3回定例会一般質問より
地域づくり推進部長「まず、海外との交流は国際交流の促進を図り、地域社会と市民生活の国際化の推進に資することを目的として、姉妹友好都市のトーランス市(アメリカ)、承徳市(中国)、グアム准州(アメリカ)、キャムデン町(オーストラリア)と青少年派遣交流を行っている。柏市に来られた際には、市内小中学校や高校への学校訪問や茶道体験など異文化体験等を中心に交流を深めている。市民への周知は、派遣生による4都市合同帰国報告会を開催し、海外で学んだ点や今後どのように国際交流を深めていくのかといったことなどを参加された皆さんに発表している。また、柏で国際交流フェスタを毎年開催し、国際交流の紹介や諸外国の物産の販売等を行っており、このような取り組みを通して姉妹友好都市を市民の皆様にお知らせしている。
次に、国内の都市との交流は、これまで只見町(福島県)、柏村(青森県)が前身のつがる市とは約20年、綾瀬市(神奈川県)とは10年の交流の中で、災害時における相互応援に関する協定を締結しているほか、柏まつりを初めとした各種イベントへの相互参加による市民交流や柏レイソルの試合観戦を組み合わせた子供サッカー教室の開催の事業を行い、交流を深めてきた。
このように国内外を問わず、姉妹友好都市とは長きにわたり、さまざまな交流を行ってきたが、議員御指摘のとおり市民の皆様には十分認知されていない状況であることは認識している。さらに、多くの方に姉妹友好都市を知っていただくために、国際交流に関しましては平成28年5月オープン予定の柏市国際交流センターを拠点とした情報の発信に積極的に取り組んでいく。また、国内の交流に関しては、柏まつり等のイベントに交流都市が参加しているので、多くの市民の皆様に交流活動を知っていただく機会となるよう周知の方法などを工夫して検討してまいりたい」
――現状、(姉妹都市との行事などに)関わった方しか姉妹都市に対しての愛着のようなものが湧かないのかなと感じている。例えばグアムに観光に行かれた方がグアムと柏市は姉妹都市なんだという会話を果たしてするのか。あるいはつがるのリンゴをかじったときに、つがると柏は友好都市なんだ、姉妹都市なんだという話をするか。こういったことを考えなきゃいのではないかと思う。おそらく相手方の市民の方も柏に対してのイメージというのはそれぐらいのもので、関わった方は日本の千葉県に柏という姉妹都市があるよとか、日本の方だったらレイソルというサッカーチームのあるところが姉妹都市なんだという話をしているかもしれないが、一般的な方々は恐らくそういう認知はない。姉妹都市の一つのメリットとして災害のときに助け合えるとか、あるいはお互いを行き来するとかというのがありますけれども、発展的になっていかないんではないかと思うが、その点についての考えは。
地域づくり推進部長「確かに御指摘のような課題はあろうかと思う。グアムについても、ミスグアムが来られて柏まつりに参加するというようなことはあるが、私もグアム政府団の方とお話をしたときに、例えば農業の関係で(グアムでも)地産地消の動きがあるという話があって、それに対して柏の農業も非常に盛んなんですよというようなお話をした。それで、できれば柏まつりのときの来柏だけではなくて、いろいろな分野で交流ができればいいんじゃないかというようなお話を(グアム政府団の方に)いただいた。今後、これまでと違ったような交流ができればというふうに考えている」
平成27年9月17日 同年第3回定例会一般質問より