ここ数年 紙面をにぎあわせている言葉に「エコ」というのがありますね。
なんでもかんでも「エコ」をつければ 正義の味方。ちょっと嫌気もさします。
20年ほど前に 熊本のある不動産屋さんが 土地の売却を頼まれ いろいろ考えたそうです。その土地は そんなに大きくなく(200坪くらい) どうやって売ろうか はて・・・。 よしっ 看板を立てよう ということで そのデザインを考えたそうです。しかし なかなか良い案が浮かばず その当時は(今でもそうですが)「売地」ではどこにもあるので インパクトがない と思い 意味も分からず 「時代はエコ」 と大きく書いてその右下に小さく「売地」と入れたそうです。いや大きく書きすぎたので 売地が小さくなったそうです。看板の幅は約10メートル かなりの大きさです。それを 高速道路のそばの土地に上げたものですから 物件の問い合わせより 業者からの電話のほうが多かったそうです。「何考えとるん?」とか 「何するん?」とか 売り地とは誰も気づかなかったそうです。 しかし、前にあった会社の本社の お偉いさんが車で見て 面白い看板なので話を聞きにきて「これは何ですか どういうことですか?」と尋ねられ 「これは売り地の看板です ほら 横に書いてあるでしょう」と説明すると 会社の方が大笑いして この土地を購入したそうです。 これは 今でも知ってる人の間では語り草になってます。 不動産屋に聞くと 当時は「エコ」の意味なんか全く分からなかったそうで なんとなくかっこいいと思ったからと言ってます。 なにやら 面白い話です。 なにかヒントがありそうですのでご紹介しました。
本来「エコロジー」と「エコノミー」は 分野が違うので 皆さんがどういうに理解して使っているか良く分かりませんが 実際はエコロジーは 1970年~1980年頃 プラスチックの合成(ポリ塩化ビニール)からDDT(薬品)が 生態系に 悪影響を及ぼすということで起きた 生態系に関する運動でしたよね。
まあ、どちらも オイコス(古代ギリシャの行政機関)から 発生したので 元は同じなんですが。
そろそろ 新しいカタカナ 誰か出してくれないかなー。