ソウェト

「ソウェト」という、アパルトヘイト時代の旧黒人居住区に行ってきました。決勝戦が行われるサッカーシティースタジアムに隣接する地区。ふらっと訪ねられるような場所ではないので、実際にソウェトに住んでいる青年(車を運転してガイドをしてくれる青年と、ソウェトの家の中を案内してくれる青年の２人)が案内をしてくれるツアーに参加しました。ガイドブックレベルの知識によると、6月16日は彼等にとってとても大切な日。アパルトヘイト撤廃のきっかけともなった、いわゆる「ソウェト蜂起」の日なのです。国民の祝日になっていて、しかも夜にはウルグアイとの大切な一戦があります。訪れるべき日だな、と、日本から予約を入れていました。



ソウェト蜂起の詳しい解説は、ここでは控えます。一番強く思い知らされたことは、「ソウェトの中にも、激しい貧富の差がある」という現実です。ボクたちを案内してくれた青年のように仕事に就けている家庭と、長きに渡って失業中との家庭では、埋めようのない格差が存在しているのです。２人の青年の間にもはっきりとした差があります・・・。



ネルソンマンデラハウスやソウェトのミュージアムも、この国の歴史を知る上では必見。いろいろと考えさせられる１日でした。冒頭の写真は、現在マンデラ氏が住んでいる家です。





比較的貧しい家庭が建つ通り。観光客に見学させることによって収入を得られます。


この通りで唯一の水道。


この通りの家々を案内してくれた青年。サムライブルーのフラッグをプレゼントしました。


この日のソウェトでは、いろいろな場所で追悼と祝いの歌と踊りが繰り広げられます。

ブラジル対北朝鮮

世界中どこに行っても、ブラジル人は陽気で楽しい。グループリーグの第一戦、しかもアジア相手・・・、お祭りの始まりでしかないのでしょう。みんな、両手に目一杯のビールを持って飲みまくっていました。(「ビール片手に」じゃなくて「両手に目一杯」です！)




内容的には乏しい試合。5バックでカメのように自陣に籠もる北朝鮮と攻めあぐねるブラジル、という戦前に予想された通りの展開だったのです。結局はテクニックと体格に上回るブラジルが勝つのですが、意外だったのは終了間際に決めた北朝鮮の得点。ブラジルの選手達もスタジアムの大勢を占めるブラジルサポーターも呆気にとられていて、ちょっと面白かった。基本的にはブラジルのプレイを見に行ったんだけど、Jリーグで頑張っているチョン・テセは応援していました。彼の渾身のヘッドで折り返したボールがゴールにつながり、何だかホッとしました。不思議な感情です。北朝鮮のチームじたいにはまったく興味無いんですが。




エリスパークの周辺は、「ヨハネスブルグで最凶の地域」と言われています。チケットホルダー以外を立ち入り禁止にする地域の手前までは、現地ドライバーの車で送迎してもらいました。確かに、夜の一人歩きはあり得ないでしょう。でも、ワールドカップを迎える喜びに満ちた南アフリカの人々(我々が接触する範囲の)は、とても真面目でフレンドリー。真っ暗で怪しげな場所ではありましたが、歴史あるエリスパークスタジアム(インビクタスの舞台です)を堪能させてもらいました。



露天からは美味しそうな匂いが漂ってくるんだけど、真っ暗で何を作っているのか見えません。

ハウトレイン

完成しないのでは？と言われてましたが、ワールドカップ開幕直前に出来上がりました。地元の人たちからすると、東京オリンピックに合わせて新幹線が出来上がったような感覚のようです。夢の超特急？の完成を、素直に喜んでいました。ちょっと横揺れが気になるけど、まあまあ快適。良かったですね！



ハウトレインに関しては、治安の問題はまったくナシ。でも、夜八時半が終電なのは、意味が分かりません・・・。






昨晩、試合の前後に電話を下さった皆さん、出れずにすみませんでした。ブブゼラの音がうるさくて、まったく気付かなかったのです。気付いて出れたとしても、会話にならなかったかもしれませんが・・・。ヨハネスブルグのサントン地区にあるショッピングモールでは、ブブゼラは禁止されていました。

「チーム」になっていた

遠藤のプレイに心打たれました。守備的な役割が大きい中、数少ない攻撃の際のフリーランニングが図ぬけて効果的に感じたのです。ピッチに立った全選手が気持ちの入ったプレイを見せてくれましたが、スタンドから感じたMVPは彼でした。ドイツ大会に出場した日本人フィールドプレイヤーで、唯一ピッチに立てなかった遠藤保仁。期するものがあったでしょう。オランダ戦も期待しています！






カメルーン戦のあったブルームフォンテーンから、バスで約５時間かかってヨハネスブルグに戻ってきました。クタクタだけど、祝杯をあげないわけにはいきません。普段は11時までのホテルのバーが、大会中は深夜営業。日本対カメルーンのダイジェスト放送を繰り返し見ながら、勝利の美酒に酔いました。



後世にまで残るであろう6月14日。記念すべき日の食事は、何だかなぁでした。

昼は、ブルームフォンテーンのショッピングモールにあるフードコートで、手のひらよりも大きなハンバーガーを。


夜は、帰りに給油で寄ったパーキングエリアのSteers Dinerで普通のハンバーガーを。


オマケ。スタジアムのトイレのシステムが面白かった。大きい方に入る人は、入り口のそばの壁に設置してあるトイレットペーパーを必要な分だけ手にグルグル巻いて個室に向かいます。どれくらいグルグルすればいいのか、難しいですよね。

アウェイ初勝利！

このゴールに本田が蹴り込みました！



ムチャクチャ嬉しいぞ！！

アフリカの夜明け

感動的な日の出でした。カメルーン戦の行われるブルームフォンテーンまでは、400km以上のバス移動。早朝起床で眠いはずなのに、ぜんぜん眠れません。初めての南アフリカに興奮しているのでしょう。



高速道路のパーキングエリアは、ガソリンスタンドとコンビニとトイレが合体したものです。昼間であれば安全に全く問題なし。みんなとてもフレンドリーです。



ながーい自分の影。



５時から食べ始めた、ホテルの朝ごはん。かなり充実してました。





カメルーンには勝ちましょう！

チケット入手

FIFAのサイトで購入した場合は、ATMのような機械で簡単に発券出来ます。購入時に使ったクレジットカードを入れると、画面にチケットの詳細が写り数秒後には発券。心配になるくらいあっと言う間なんです。



今回買ったTST7－JAPANの場合、発券されるのはグループリーグの3試合と日時が確定している決勝戦のチケット。決勝トーナメントに入ってからの準決勝までの分は、グループリーグの結果が確定してからの発券になります。



今大会は、オランダ戦終了後直ちに帰国。仕事もあるし、下の娘をおじいちゃん・おばあちゃんに預かってもらっているので。いつもの大会だったら、転売は簡単なんですが、今回はなかなか難しそう。自分が見れないのはしょうがないんだけど、空席を作るのは良くないですよね。決勝のチケットをどうしようか・・・、考え中です。







最初の夕ごはんは、空港のそばのインターコンチネンタルホテルにて。南アフリカのワインを飲みつつ、イカをソテーした前菜とジェンボックのグリルをいただきました。






ユニフォームとジャージでホテルのダイニングに入るのはどうか？とも思いましたが、ウエイターが南アフリカのユニフォームを着ていて問題なし。ボクたちのテーブルを担当したウエイターに、開幕戦のチャバララのゴールを誉めたら大喜びでした。素晴らしいサービスでした！

ヨハネスブルグに無事到着

ドバイからヨハネスブルグまでのフライトはデイフライト。サウジアラビアの砂漠から始まって、アフリカ大陸の広大な景色を見ることが出来ます。キリマンジャロなども間近に見れて、飽きない楽しめるフライトでした。



最初の宿泊は、ヨハネスブルグの空港ターミナルに隣接したホテル。ワールドカップ需要で新設されました。綺麗だけど趣はナシ。移動のベースなので、まぁしょうがないかな。



窓から見える景色は、こんな感じ。



バスタブ付きで喜んだら・・・、水栓の取り付け方が間違っていてお湯が溜まりません。トホホ。クレームをつけても時間がかかりそうだなぁ。カメルーン戦に出発する前に、一応フロントに文句言ってみます。

うらやましいぞ韓国

見事にギリシャを下しました。2対0の完勝。自国開催の時を除くと、一番良いゲーム内容だったかもしれません。いいなぁー。





豪華だけど、何だかへんなドバイ空港。誰の指示でこんなふうに石を置いたのでしょうか？







足を伸ばして眠れる革張りのこのソファーは、なかなかヨシ。スペインバルは全然スペインバルではなかったけど、イカ墨のパンは美味しくておかわりしちゃいました。

ドバイ経由

約11時間のフライトで、経由地のドバイに到着しました。新しく出来た第３ターミナルは、初体験です。



6時間以上待たされるので、一通り散歩した後はワールドカップの再放送をしているスペインバルでマッタリと。







エアポートホテルのspaもパトロールしましたが、なんだかなぁーな感じだったのでやめました。