長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

ギリシャと日本

2011-11-04 07:49:43 | Weblog
独仏首脳らが、支援策を受け入れなければ対ギリシャ融資の停止や、ユーロ圏からの離脱もやむなしという強硬姿勢を貫いたために、ギリシアでは、国民投票撤回の動きも出てきたようである。
それにしても、ユーロ首脳ばかりでなく、日本やアメリカの首脳も、ギリシャ国民は、状況をよく考えて、ストなどしていないで、ある程度の痛みを国民の間で分かち合うべきだと考えている。
それにもかかわらず、ギリシャ国民は、一向にその立場が分かっていないようだ。
ところで、日本はどうであろうか。
ギリシャと違い、日本は経済基盤もしっかりしており、国の資産も多く、国民の預貯金もたくさんあるけれど、1000兆円を超える国の借金があることもまぎれもない事実である。
しかも、最近では、その借金も、雪だるま式に増えているように思われる。
しかしながら、日本国民は、ギリシャ国民と同様に、この状態をすごく楽観的に見ており、借金を減らそうとする努力を少しもしていないように見受けられる。
国の予算にしても、東北の大震災をいいことに、財政規模は大きく膨らむようだ。
日本にとっても、ギリシャ問題は、決して対岸の火事ではない。