セリーグのファイナルステージは、昨夜中日が勝って日本シリーズ進出を決めた。
勝敗はともかくとして、落合監督の采配が目を引いた。
決して、小川マジックのように勝つために打った手が当たったということではない。
今年で中日が最後となる川原投手に投げさせたり、佐伯選手を代打で使ったりである。
シリーズ最終戦に出すことが出来なかった岩瀬をファイナルステージ最終戦に使ったのもその現れである。
点差は2点しかないのだから、ここで誰もが浅尾を使うと思った。
けれども、落合監督は、岩瀬を使い、やはり打たれた。
それでも、落合監督は岩瀬を使いたかったのである。
もう誰が見ても、岩瀬は力が衰えてきており、確実に勝つなら、浅尾を使うところである。
それでは、岩瀬も納得しないだろうから、1点取られてもよいからと、岩瀬を出したのである。
逆に言えば、それだけ浅尾を信頼しているということである。
そして、ついに、日本シリーズとなるのであるが、あの強力打線を持つソフトバンクには、西武と同様に1勝も出来ないかもしれない。
しかしながら、ホームランバッターではない井端が大事な試合でホームランを打つように、何がおきるか分からないから、楽しみである。