恐いよ・・・・・。 ちょっと長くなると思いますが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/83/152e057f15c276dc23c38b7fbc0fee89_s.jpg)
~魔女アンジェリーク (エヴァ グリーン)~
怪奇ロマンス&ラブコメディで2時間たっぷり楽しめましたが、
エンディングにはやや納得いかないものがありましたね。
ストーリー全体も荒っぽく、もう少し丁寧さが欲しいかな、などと思ったり。
ジョニー デップのおどろおどろしいメークと
エヴァ グリーンのきつくて恐~い雰囲気が、いい線行っているだけに、
惜しい作品と言えるかもしれません。
プロローグのところで、
主人公バーバナス・コリンズの女性関係と、その後の成り行き説明があって、
ストーリー展開はよく理解できます。
しょせん「身から出た錆」の話なのですから、
気の毒なのは主人公ではなく、むしろ復讐に狂った魔女アンジェリークの方であり、
主人公は、生き血を吸わなければ生きてゆけない吸血鬼に変身させされ、
200年もの長期間、行きながら墓場に閉じ込められていたとしても、
プライド高く、自己中心的で、コミカルではあっても、観客からの同情は得られません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/90/9161bc93229ca9ec27c29d5e366018be_s.jpg)
~バーバナス コリンズ (ジョニー デップ)~
また、200年前に魔女に殺され、今回も殺されそうになる主人公の本命女性は、
お話の始まりでは当然ヒロインに違いないと思えたものの、事実ヒロインではあるものの、
存在感が希薄で、中盤での出番は少なく、完全に魔女の陰に隠れた存在になっていました。
でも物語の展開は楽しく、いろんな仕掛けも出てきて、カラッと楽しめる映画でした。
脇役の人たちもそれぞれ個性的で、実は・・・という仕掛けも多用され、
おどろおどろしさは、子役も含めてアダムスファミリーを連想させるような物語。
2時間の映画の中では盛りだくさん過ぎて、少し食い足りない感じもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/bb/502d436600e4789c3e1537c2a094681a_s.jpg)
~登場人物たち~
しかし、圧巻はなんといっても主人公を愛しながらも、ふられ続ける魔女アンジェリーク!!
スタイルといい衣装といい、グッと来る色っぽさに、恐くても惹かれて行くのが男のサガかと・・・。
中でもアンジェリークとコリンズのあのシーン(どのシーン?)は、壮絶極まりなく、
部屋じゅうの家具は壊れ、天窓ガラスは割れ、カーテンは引きちぎられて、
自由自在に、寝室の床から天井まで、部屋中をフルに使って、
重力の法則をまったく無視した特殊アクションシーンはなかなか楽しめます。
そして、終わってほっと一息・・・のシーンには、
男の後悔&女の勝ち誇った表情に、世の男女関係の全てが集約されているような気がしましたよ!
一番のがっかりはストーリーの終わり方。
結果として最後の決戦で魔女は死に、
崖から飛び降りたヒロインは主人公の渾身のひと噛みで、
ギラギラ眼のバンパイア女に変身し、二人ともが不死身のバンパイアになって、
めでたしめでたし・・・・・。
でも日本人の感受性では興ざめもはなはだしく、笑止千万!というところかな。
そこで終わってしまうので、その後の二人の生活は映画では分からないわけですが、
考えてみると、
永遠の愛を与えるように仕組んだ事で、魔女のリベンジは達成されたのかもしれません。
プライド高くジコチューの主人公と暮らすうちに、
最初は清楚で控えめなヒロインがやがて変貌を遂げ、
派手な夫婦喧嘩を永遠に繰り広げる光景を眺めながら、
地獄に落ちた魔女の、勝ち誇ったような高笑いが聞こえて来るような気がします。
どんな相思相愛カップルでも、永遠の時間の中では、
いつまでもシアワセに暮らす事おそらく不可能ですからね。
映画館を出て、若者グループの楽しそうな会話が聞こえてきました。
中年夫婦から若者まで、平日の昼間というのによく埋まった館内でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/83/152e057f15c276dc23c38b7fbc0fee89.jpg)
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~魔女アンジェリーク (エヴァ グリーン)~
怪奇ロマンス&ラブコメディで2時間たっぷり楽しめましたが、
エンディングにはやや納得いかないものがありましたね。
ストーリー全体も荒っぽく、もう少し丁寧さが欲しいかな、などと思ったり。
ジョニー デップのおどろおどろしいメークと
エヴァ グリーンのきつくて恐~い雰囲気が、いい線行っているだけに、
惜しい作品と言えるかもしれません。
プロローグのところで、
主人公バーバナス・コリンズの女性関係と、その後の成り行き説明があって、
ストーリー展開はよく理解できます。
しょせん「身から出た錆」の話なのですから、
気の毒なのは主人公ではなく、むしろ復讐に狂った魔女アンジェリークの方であり、
主人公は、生き血を吸わなければ生きてゆけない吸血鬼に変身させされ、
200年もの長期間、行きながら墓場に閉じ込められていたとしても、
プライド高く、自己中心的で、コミカルではあっても、観客からの同情は得られません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/90/9161bc93229ca9ec27c29d5e366018be_s.jpg)
~バーバナス コリンズ (ジョニー デップ)~
また、200年前に魔女に殺され、今回も殺されそうになる主人公の本命女性は、
お話の始まりでは当然ヒロインに違いないと思えたものの、事実ヒロインではあるものの、
存在感が希薄で、中盤での出番は少なく、完全に魔女の陰に隠れた存在になっていました。
でも物語の展開は楽しく、いろんな仕掛けも出てきて、カラッと楽しめる映画でした。
脇役の人たちもそれぞれ個性的で、実は・・・という仕掛けも多用され、
おどろおどろしさは、子役も含めてアダムスファミリーを連想させるような物語。
2時間の映画の中では盛りだくさん過ぎて、少し食い足りない感じもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/bb/502d436600e4789c3e1537c2a094681a_s.jpg)
~登場人物たち~
しかし、圧巻はなんといっても主人公を愛しながらも、ふられ続ける魔女アンジェリーク!!
スタイルといい衣装といい、グッと来る色っぽさに、恐くても惹かれて行くのが男のサガかと・・・。
中でもアンジェリークとコリンズのあのシーン(どのシーン?)は、壮絶極まりなく、
部屋じゅうの家具は壊れ、天窓ガラスは割れ、カーテンは引きちぎられて、
自由自在に、寝室の床から天井まで、部屋中をフルに使って、
重力の法則をまったく無視した特殊アクションシーンはなかなか楽しめます。
そして、終わってほっと一息・・・のシーンには、
男の後悔&女の勝ち誇った表情に、世の男女関係の全てが集約されているような気がしましたよ!
一番のがっかりはストーリーの終わり方。
結果として最後の決戦で魔女は死に、
崖から飛び降りたヒロインは主人公の渾身のひと噛みで、
ギラギラ眼のバンパイア女に変身し、二人ともが不死身のバンパイアになって、
めでたしめでたし・・・・・。
でも日本人の感受性では興ざめもはなはだしく、笑止千万!というところかな。
そこで終わってしまうので、その後の二人の生活は映画では分からないわけですが、
考えてみると、
永遠の愛を与えるように仕組んだ事で、魔女のリベンジは達成されたのかもしれません。
プライド高くジコチューの主人公と暮らすうちに、
最初は清楚で控えめなヒロインがやがて変貌を遂げ、
派手な夫婦喧嘩を永遠に繰り広げる光景を眺めながら、
地獄に落ちた魔女の、勝ち誇ったような高笑いが聞こえて来るような気がします。
どんな相思相愛カップルでも、永遠の時間の中では、
いつまでもシアワセに暮らす事おそらく不可能ですからね。
映画館を出て、若者グループの楽しそうな会話が聞こえてきました。
中年夫婦から若者まで、平日の昼間というのによく埋まった館内でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/83/152e057f15c276dc23c38b7fbc0fee89.jpg)
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これは見る候補には入ってなかったけどあのシーンは見てみたいような・・・
言葉は悪いのですが、さぼって見る映画の味はまた格段。このところ見たい映画が見当たらなかったのですがまた再燃。
千円で2時間広がるファンタジー
いつまでも尽きない興奮シネマファン
gooで確認してみました。
「シザーハンド」はうわさ程度、
「スイーニートッド」もレンタルの中途半端見だったので。
いずれもおどろおどろしくて楽しくて、
最後は悲しい物語ですね。
この傾向ひきつけられます・・・。
あらためて映画館でじっくり見てみたいです。
~魔女の恋ハート裂け散る五月闇~