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『六日(むいか)の菖蒲(しょうぶ・あやめ)』
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五月五日の端午の節供の翌日の菖蒲という意味で、転じて、時機に遅れて役に立たないもののこと。
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類:●十日の菊●六菖十菊●六日の菖蒲十日の菊●夏の小袖●夏の布子●夏炉冬扇●後の祭り
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<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
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ほんとうの勇気
私は一般的に、ほんとうの勇気というものは一つの正義に立脚しないことには、また良心に顧みてこれが正しいと思わないことには、湧いてこないと思うのです。だから、勇気が足りないということは、何が正しいかということの認識が非常にあいまいであるところから出てきている姿ではないかという感じがします。人びとがそれぞれに自問自答して何が正しいかということを考える。そして、この正しさは絶対譲れない、この正しさは通さなければいけないという確固とした信念を持つならば、そこから出てくる勇気は、たとえ気の弱い人であっても非常に力強いものとなる。そういうような感じを私は持っているのです。