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"This One" Paul McCartney 1989
ポール・マッカートニー、Wingsとか含め、だいたい100枚目くらいのシングル。
①ディス・ワン This One
(McCartney)
エルヴィス・コステロとの共作が話題になったアルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート(Flowers In The Dirt)』(1989)からの2ndシングル。ジャケから想像されるインド趣味はサウンド面ではそれほど顕著ではない。しかしインドといえばジョージ。どうもジョージとの和解が念頭にあったようだ。ジョージは1987年の『Cloud Nine』が大ヒット。シングル「When We Was Fab」では、あからさまなビートルズオマージュをジェフ・リンとともに作り上げた(PVにはリンゴが登場)。80年代をもがきつづけたポールが、同じ1987年に下記の原点回帰(ロックンロールセッション)を経て『フラワーズ・イン・ザ・ダート』で再生していくきっかけのひとつがジョージの成功だったことは想像に難くない。歌詞を改めて読むと、ラブソングの形をとったジョージへのメッセージととることも可能。そんな背景はありつつ、ポールが歌い出せばひたすらポップなポールワールド。シャリシャリした音像やエコーの感じはもろ80年代なのだが、何やら天上の雰囲気のあるこの曲には合っている。後半ファルセットで「Did I ever」をオクターブ高いところから歌う部分、わかっていてもグッとくるな。PVではポールがほとんど全編で目を閉じていて、まぶたの上に目を書いている。不気味すぎ。
②ザ・ファースト・ストーン The First Stone
(McCartney/Stuart)
元アベレージ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュアートとの共作はポリスっぽいレゲエパターンが出てきたり、とっ散らかったB面らしい曲。ポールと80'sサウンドとの相性の悪さが印象に残る。
③アイ・ウォナ・クライ I Wanna Cry
(McCartney)
1988年にソ連のみでリリースされたロックンロールカヴァーアルバム『CHOBA B CCCP』(邦題:バック・イン・ザ・U.S.S.R.)のためのセッションからアウトテイク。一応オリジナル曲なのだが、限りなくパブリックドメインに近いブルーズナンバー。鈴木惣一郎の大著「マッカートニー・ミュージック」(2013)はこの曲にもちゃんと触れている。「はみだし副音声」での、藤本国彦氏の「〈曲が書けないポール〉っていう言葉しか浮かんでこない」発言に大きく頷く。
④アイム・イン・ラヴ・アゲイン I'm In Love Again
(Domino/Bartholomew)
オリジナルはファッツ・ドミノ、1956年。生き生きとロックするポール。③と同じセッションの録音で、オリジナルソ連盤には未収録だったが、1991年の世界共通盤にボーナストラックとして追加収録された。
定価1123円、中古で100円。
"The Swan"に乗ったクリシュナ。
『フラワーズ・イン・ザ・ダート』からの1stシングル。
「マイ・ブレイブ・フェイス」
ポール・マッカートニー、Wingsとか含め、だいたい100枚目くらいのシングル。
①ディス・ワン This One
(McCartney)
エルヴィス・コステロとの共作が話題になったアルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート(Flowers In The Dirt)』(1989)からの2ndシングル。ジャケから想像されるインド趣味はサウンド面ではそれほど顕著ではない。しかしインドといえばジョージ。どうもジョージとの和解が念頭にあったようだ。ジョージは1987年の『Cloud Nine』が大ヒット。シングル「When We Was Fab」では、あからさまなビートルズオマージュをジェフ・リンとともに作り上げた(PVにはリンゴが登場)。80年代をもがきつづけたポールが、同じ1987年に下記の原点回帰(ロックンロールセッション)を経て『フラワーズ・イン・ザ・ダート』で再生していくきっかけのひとつがジョージの成功だったことは想像に難くない。歌詞を改めて読むと、ラブソングの形をとったジョージへのメッセージととることも可能。そんな背景はありつつ、ポールが歌い出せばひたすらポップなポールワールド。シャリシャリした音像やエコーの感じはもろ80年代なのだが、何やら天上の雰囲気のあるこの曲には合っている。後半ファルセットで「Did I ever」をオクターブ高いところから歌う部分、わかっていてもグッとくるな。PVではポールがほとんど全編で目を閉じていて、まぶたの上に目を書いている。不気味すぎ。
②ザ・ファースト・ストーン The First Stone
(McCartney/Stuart)
元アベレージ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュアートとの共作はポリスっぽいレゲエパターンが出てきたり、とっ散らかったB面らしい曲。ポールと80'sサウンドとの相性の悪さが印象に残る。
③アイ・ウォナ・クライ I Wanna Cry
(McCartney)
1988年にソ連のみでリリースされたロックンロールカヴァーアルバム『CHOBA B CCCP』(邦題:バック・イン・ザ・U.S.S.R.)のためのセッションからアウトテイク。一応オリジナル曲なのだが、限りなくパブリックドメインに近いブルーズナンバー。鈴木惣一郎の大著「マッカートニー・ミュージック」(2013)はこの曲にもちゃんと触れている。「はみだし副音声」での、藤本国彦氏の「〈曲が書けないポール〉っていう言葉しか浮かんでこない」発言に大きく頷く。
④アイム・イン・ラヴ・アゲイン I'm In Love Again
(Domino/Bartholomew)
オリジナルはファッツ・ドミノ、1956年。生き生きとロックするポール。③と同じセッションの録音で、オリジナルソ連盤には未収録だったが、1991年の世界共通盤にボーナストラックとして追加収録された。
定価1123円、中古で100円。
"The Swan"に乗ったクリシュナ。
『フラワーズ・イン・ザ・ダート』からの1stシングル。
「マイ・ブレイブ・フェイス」
この前の月曜に某レコード店に行ったらこれがあったのですがすごい値段がついてました。さすがビートルズ・・・