"STRAWBERRY FIELDS FOREVER" CANDY FLIP 1990
右は『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』(1996)。アルバムで言うと『4人はアイドル(Help!)』(1965)から『マジカル・ミステリー・ツアー』(1967)のだいたい3年間の録音を中心に収録。しかし、これがたったの3年で起きたことなのか!?と改めて驚愕する。ビートルズの進化≒ポップミュージックの進化だった、絶頂期の録音集と言っていいだろう。
前年の『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』の「フリー・アズ・ア・バード」に続き、新曲「リアル・ラヴ」がアルバムのオープニングナンバー。
1枚目はアウトテイク集+ライブ録音で、まだ緩いところもある。最後の2曲はライブ活動末期、日本武道館での録音。「ロックン・ロール・ミュージック」「シーズ・ア・ウーマン」の2曲で東洋の女性たちの常軌を逸した絶叫が聴ける。「アイム・ルッキング・スルー・ユー」のアウトテイクから未発表インスト「12バー・オリジナル」を挟んで「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の初期ヴァージョンへの流れがこのディスクのハイライト。湧き出るアイデアを抑えきれない現場のスタッフ含めた集団トランス状態が伝わってくる。他にも、レノンマッカートニーが辛抱たまらんといった感じで笑いながら、なぜかやめずに最後まで歌いきる「アンド・ユア・バード・キャン・シング」(どうみても悪い薬の影響)、禍々しくも美しいストリングスのみの「エリナー・リグビー」など聴きどころ多し。
ディスク2は『サージェント・ペパーズ』の曲を中心に、1966年末から1968年初めまでに録音された音源を並べている。頭は「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」3連発。3つとも1966年11月に録音されたデモ&アウトテイク。同年10月10日にリリースされたばかりのザ・ビーチボーイズのシングル「グッド・ヴァイブレーションズ」がバンドに多大な影響を与えたのだろう。レコーディング・アーティスト集団になった4人がキャリアで最も懲りまくったサウンドを追及していた時期の録音が面白くないはずがない。「アイ・アム・ザ・ウォーラス」のエフェクトが重ねられる前のヴァージョンでのリンゴのドラムに震える。正規盤が発表されるのはあとになったが、この時期に録音された傑作「ユー・ノウ・マイ・ネーム」ロングヴァージョンのとっちらかり具合最高!これがビートルズだぜ、と小さく言ってみる。
では、キャンディ・フリップ唯一のヒットシングルを。ジャケのコピーは「噂の'90年代、バブルガム・ハウス・デュオ、いよいよ日本上陸!!」。
①ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー Strawberry Fields Forever
(Lennon/McCartney)
ビートルズナンバーをJB「ファンキー・ドラマー」サンプリングでアレンジ。ベタ中のベタをなんて臆面もなくやらかす子たちなんでしょ。やる気なさげなウィスパーヴォイスも時代の雰囲気か。こんなのでも全英3位。
②ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(ラズベリー・リップル・リミックス) Strawberry Fields Forever (Radberry ripple Remix)
テクノ寄りのリミックス。
③キャン・ユー・フィール・ザ・ラヴ Can You Feel The Love
(D. Mould/K. Andrews/R. Peet/R. Scott)
オリジナル曲。この曲でのヴォーカルはニール・テナント似。女性のコーラスがついてる。ダンサブルなトラックも初期PSBみたい。
定価900円、中古で100円。
サイケなライティングでジャケに写っているのは二人だけど、バンドは3人組だったみたい。Wikiによれば3人ともキーボード担当!
右は『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』(1996)。アルバムで言うと『4人はアイドル(Help!)』(1965)から『マジカル・ミステリー・ツアー』(1967)のだいたい3年間の録音を中心に収録。しかし、これがたったの3年で起きたことなのか!?と改めて驚愕する。ビートルズの進化≒ポップミュージックの進化だった、絶頂期の録音集と言っていいだろう。
前年の『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』の「フリー・アズ・ア・バード」に続き、新曲「リアル・ラヴ」がアルバムのオープニングナンバー。
1枚目はアウトテイク集+ライブ録音で、まだ緩いところもある。最後の2曲はライブ活動末期、日本武道館での録音。「ロックン・ロール・ミュージック」「シーズ・ア・ウーマン」の2曲で東洋の女性たちの常軌を逸した絶叫が聴ける。「アイム・ルッキング・スルー・ユー」のアウトテイクから未発表インスト「12バー・オリジナル」を挟んで「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の初期ヴァージョンへの流れがこのディスクのハイライト。湧き出るアイデアを抑えきれない現場のスタッフ含めた集団トランス状態が伝わってくる。他にも、レノンマッカートニーが辛抱たまらんといった感じで笑いながら、なぜかやめずに最後まで歌いきる「アンド・ユア・バード・キャン・シング」(どうみても悪い薬の影響)、禍々しくも美しいストリングスのみの「エリナー・リグビー」など聴きどころ多し。
ディスク2は『サージェント・ペパーズ』の曲を中心に、1966年末から1968年初めまでに録音された音源を並べている。頭は「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」3連発。3つとも1966年11月に録音されたデモ&アウトテイク。同年10月10日にリリースされたばかりのザ・ビーチボーイズのシングル「グッド・ヴァイブレーションズ」がバンドに多大な影響を与えたのだろう。レコーディング・アーティスト集団になった4人がキャリアで最も懲りまくったサウンドを追及していた時期の録音が面白くないはずがない。「アイ・アム・ザ・ウォーラス」のエフェクトが重ねられる前のヴァージョンでのリンゴのドラムに震える。正規盤が発表されるのはあとになったが、この時期に録音された傑作「ユー・ノウ・マイ・ネーム」ロングヴァージョンのとっちらかり具合最高!これがビートルズだぜ、と小さく言ってみる。
では、キャンディ・フリップ唯一のヒットシングルを。ジャケのコピーは「噂の'90年代、バブルガム・ハウス・デュオ、いよいよ日本上陸!!」。
①ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー Strawberry Fields Forever
(Lennon/McCartney)
ビートルズナンバーをJB「ファンキー・ドラマー」サンプリングでアレンジ。ベタ中のベタをなんて臆面もなくやらかす子たちなんでしょ。やる気なさげなウィスパーヴォイスも時代の雰囲気か。こんなのでも全英3位。
②ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(ラズベリー・リップル・リミックス) Strawberry Fields Forever (Radberry ripple Remix)
テクノ寄りのリミックス。
③キャン・ユー・フィール・ザ・ラヴ Can You Feel The Love
(D. Mould/K. Andrews/R. Peet/R. Scott)
オリジナル曲。この曲でのヴォーカルはニール・テナント似。女性のコーラスがついてる。ダンサブルなトラックも初期PSBみたい。
定価900円、中古で100円。
サイケなライティングでジャケに写っているのは二人だけど、バンドは3人組だったみたい。Wikiによれば3人ともキーボード担当!
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