失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ダメ!」 篠原涼子 1995年、「駈けてきた処女」 中山忍 1989年

2008-10-14 | 陽水民生&安玉
陽水提供曲2題。

左、篠原涼子の7thシングル。

①ダメ!
作詞・作曲:井上陽水、編曲:CHOKKAKU
コムロファミリーとして3枚のシングルをリリースしたあとの陽水作品。いきなり「ダメ!」って、インパクトのあるサビからはじまる。CHOKKAKUさんの打ち込みは「ダンサブルだけどコムロとは違うんだよ」と主張しているような気がしなくもない。頭から尻尾まで陽水色の、難解といえば難解、きっと歌いづらいだろう楽曲。しかしTPD出身篠原さんはミリオンセラーを出したあとの余裕か、結構ちゃんと歌いこなしている。他の「元TPD」が低迷する中、一馬身以上抜け出した!って感じか。95年ならまだEAST END×YURIも人気者だったけどね。

②Happy Hour
作詞:真間稜、作曲:村松邦男、編曲:松本晃彦
90年代ではちょっと珍しい?村松邦男のメジャー作品。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で200円。
裏ジャケは青年誌のグラビアくらいの、いい感じにエロい露出度です。


右、中山美穂の妹さん、中山忍の5thシングル「駈けてきた処女」(1989)。

①駈けてきた処女(おとめ)
作詩:阿木燿子、作曲:井上陽水、編曲:佐藤準
オリジナルは三田寛子、1982年のデビュー曲。他人のデビュー曲をシングルにしちゃうってのは大胆なのか、行き詰ったのか。阿木燿子+陽水という、他では見ない豪華組み合わせに三田チームの気合を感じる。悪い曲じゃないと思うが、シンガーに恵まれなかったね。「16だから恋始め」と歌われるとおり、寛子も忍も16歳。さっきYouTubeで確認してみたけど、三田寛子はリズムに乗れず、音程取れずのボロボロ状態だし、忍も相当酷いなあ。ある意味甲乙つけ難し。難しい曲だとは思うけど…
忍さんはミポリンに似た「口先歌い」なんだけど、お姉ちゃんよりずーっと聞き苦しい。きっと本人も歌い苦しかったはず。

②軽蔑
作詩:森雪之丞、作曲・編曲:後藤次利
まあ…2年で歌手を廃業したのは正解だろう。

定価800円、レンタル落ち50円。
忍さんは現在も芸能活動継続中。オフィシャルサイトもちゃんと存在してる。今年は「デビュー20周年記念お食事会」が開かれるそうです。

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