荻野目洋子の20thシングルは、陽水作品2曲のカップリング。
①ギャラリー
作詩・作曲:井上陽水、編曲:小野沢篤
「だって私はギャラリー」と、冒頭からかましてくる陽水節。「ギャラリー」という無生物のなかでも特に擬人化しにくそうな題材を、なんとも不気味な具合に料理していく手腕は陽水の独壇場だな。聴き手に緊張と不安を突きつけてくる、これも陽水らしいメロディに、なぜかヴァイオリンソロに続いてメタル・ギターソロと、ギョッとさせる間奏。オギノメちゃんは、このクセのある歌詞と曲を結構上手に歌いこなしていると思う。あんまりヒットしそうにはないけどね。どうしても付きまとう「ユーロビート・シンガー」のイメージを払拭したかったのかな。
②ON BED
作詩:井上陽水、作曲:井上陽水・平井夏美、編曲:小野沢篤
こちらは陽水が鼻歌で作ったような、のほほんなイメージ。アレンジの下敷きは「I Wanna Be Loved By You」ですな。
③④カラオケ
定価1000円、中古で100円。
珍しい組み立て式ジャケット。これがどう変形するかというと…
こんな具合。トップの写真の右側、CDが収納されてる物体が、上のように三角柱に開くようになってる。そこに左側の荻野目ちゃん写真(これは厚紙一枚)を上から差し込むと、額縁に入れた絵のように見える。「ギャラリー」にちなんでるわけだ。
さらに厚紙をひっくり返すと…
衣装が変わります。
①ギャラリー
作詩・作曲:井上陽水、編曲:小野沢篤
「だって私はギャラリー」と、冒頭からかましてくる陽水節。「ギャラリー」という無生物のなかでも特に擬人化しにくそうな題材を、なんとも不気味な具合に料理していく手腕は陽水の独壇場だな。聴き手に緊張と不安を突きつけてくる、これも陽水らしいメロディに、なぜかヴァイオリンソロに続いてメタル・ギターソロと、ギョッとさせる間奏。オギノメちゃんは、このクセのある歌詞と曲を結構上手に歌いこなしていると思う。あんまりヒットしそうにはないけどね。どうしても付きまとう「ユーロビート・シンガー」のイメージを払拭したかったのかな。
②ON BED
作詩:井上陽水、作曲:井上陽水・平井夏美、編曲:小野沢篤
こちらは陽水が鼻歌で作ったような、のほほんなイメージ。アレンジの下敷きは「I Wanna Be Loved By You」ですな。
③④カラオケ
定価1000円、中古で100円。
珍しい組み立て式ジャケット。これがどう変形するかというと…
こんな具合。トップの写真の右側、CDが収納されてる物体が、上のように三角柱に開くようになってる。そこに左側の荻野目ちゃん写真(これは厚紙一枚)を上から差し込むと、額縁に入れた絵のように見える。「ギャラリー」にちなんでるわけだ。
さらに厚紙をひっくり返すと…
衣装が変わります。
凄いですね、曲じゃなくて、アートディレクションの話ですが。
アルバムでのプラケースのCDとかだと絵が飛び出したり色んなギミックが施されますけど、シングルでもこんなアイディアがあるんですね。
見切り発車の「短冊シングル時代」の面白さ。
もはや、このブログは8センチCDにおける考古学の域に達していると思います。
「ギャラリー」については陽水氏のアルバム「ハンサムボーイ」でのセルフカヴァー版しか知らないですけど、悲しい曲ですね。
荻野目ちゃん、カムバーック!!
立体化するジャケットってのは、はじめてだと思います。他に知らないし。「切りとって使え」とかいうのはときどきありますけどね。
もともと短冊ってのは、(とくに初期には)コンパクト化を前提としたデザインも多く、トランスフォームとは縁の深い形態だったりします。これは「さらに場所をとる」ようにする、コンパクト化とは逆のベクトルですが(笑)