失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「GAME」 1990年 「Sweet X'mas Kiss」 1991年 宮沢りえ

2005-12-10 | クリスマス
微妙だけど、ジョンつながり。

歌はともかく、アイドルとしての輝きでは無敵だった頃のりえちゃん。最近はすっかりいい女優さんになって…ホント、花田家に嫁がなくってよかったよねえ。

右下、りえちゃんの3rdシングル。

①GAME フジテレビ系ドラマ「いつか誰かと朝帰りッ」テーマソング
日本語詩:I.Toi、作詞・作曲:D.Bowie, J.Lennon, C.Alomar、編曲:Bobby Watson
意表をつく、DAVID BOWIEのカヴァー。歌唱力に難あり、と見切ったプロデュース・チームのファインプレーとも言えるか。で、この曲がジョンとの共作。プラスティック・ソウル路線を突き進んでいたボウイ、75年の大ヒット。どのへんがジョンなのかよくわからないけど…。
「FAME」を「GAME」としてみた、言葉遊びのような歌詞。作詩のI.Toiって多分糸井重里なんだろうね。音はきちんと作ってあります。

②SUNSHINE BOY
作詩:糸井重里、作曲:Julia、編曲:Bobby Watson

定価800円、中古で52円。どんなにおかしな衣装を着せても似合ってしまう、理想のスタイルを持つ17才。スタイリストさんもそりゃあ、気合はいるわ。

左下、りえちゃんと同じ年にオリジナル・アーティストであるデヴィッド・ボウイも「FAME '90」としてリミックス盤をリリース。「SOUND+VISION」と銘打たれた、RYKOでの再発シリーズの販促目的(?)のマキシシングル。5曲入りで30分以上。久々に通しで聴いたら少し飽きた。女性ラッパー、Queen Latifah参加ヴァージョンが一番よかったかな。


上半分を占める、四面見開きジャケットが翌年の4thシングル。

①Sweet X'mas Kiss(ウィンターワンダーランド)
日本語詩:糸井重里、作詩・作曲:F.Bernard-R.Smitth、編曲:難波正司
クリスマス・スタンダードのひとつ、「ウィンターワンダーランド」を日本語カヴァー。原曲と全く関係ない詩を糸井さんがつけているのは、「GAME」と同じ。「人さらいのサンタ」という「恋人はサンタクロース」とほぼ同じアイデアの詩だ。

②クリスマスイヴは嫌い
作詩:糸井重里、作曲:山田直毅、編曲:難波正司
賛美歌風の荘厳なムードの曲。これもスタンダードのカヴァーかな?と思ったら、オリジナルみたい。りえちゃんが素直に歌っているのも好感が持てる。英語詩になると発音が急に流暢になるのもまたよし。アレンジも格調高いし、傑作クリスマスソング、と言ってしまおう。

定価800円、中古で52円。同じ四面でもマルコシアスバンプより遥かに有効に画面を使っている。サンタコスプレの胸元と太もも…色気ありすぎの18才。
91年といえば、かの有名な「Santa Fe」の年でもあるわけで。



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