「ウルトラマンCDシングル全集1」は、シリーズ第一作「ウルトラQ」のサントラから。
巨大ヒーロー・ウルトラマンが出てこない唯一のウルトラシリーズ。ウルトラマンシリーズは初代(再放送で)からタロウくらいまでは夢中になって見ていた世代だが、「Q」は見た記憶がないんだよね…断片的に見る映像では、結構おどろおどろしい印象だったような。
そんなよく知らない作品のサントラを鑑賞。
①ウルトラQ主題曲〈タイプA, B, C〉
作曲・編曲:宮内國郎
1分強のインストルメンタル。微妙にアレンジが異なる3ヴァージョンを、トラックを区切らず並べるという、わりと大胆な編集で。「007」のテーマ曲を思わせる、サスペンスタッチのでろでろギターが期待感を盛り上げる。日本の幽霊モノでは定番のミュージカル・ソウ(ノコギリ)の不気味な響きや、悪い知らせを伝えるノックのように乱れ打つパーカッションも不穏で素敵。
②大怪獣の歌
作詞:東 京一、作曲・編曲:宮内國郎、歌:みすず児童合唱団
前回登場した「ウルトラマンの歌」(初代の主題歌)と同じチームの作品。大怪獣が大暴れし、「焼ける夜の大都会」と歌われるが、何も解決せずに終わる。巨大ヒーロー不在で、どう落ちをつけていた(誰が怪獣退治をしたのか?)のかが気になるところ。
③ウルトラマーチ
作詞:東 京一、作曲・編曲:宮内國郎、歌:みすず児童合唱団
歌の途中で、主役の淳(佐原健二)とレギュラーの一平(西條康彦)、由利子(桜井浩子)が一声ずつ台詞を叫ぶ。
定価1000円、中古で100円。
ジャケ画は開田裕治。白黒画にいろいろな怪獣を詰め込んでいる。真ん中のカネゴンだけはカラー。
中古だけどちゃんと挟まれてたトレカは初代ウルトラマン。ハヤタ隊員と並んで立っているのは設定上不自然だよな。しかもハヤタの左手はウルトラマンの左肩に回されている。
横型ジャケは「恋ってなんだろう」円谷皐&ナディア・ギフォード
①恋ってなんだろう 円谷プロ企業CMイメージ・ソング
作詞:藤公之介、作曲・編曲:若草恵
父と娘、という設定で歌われる、どこかミュージカル調な楽曲。円谷皐(つぶらやのぼる)は、円谷英二の次男で、円谷プロ3代目社長。どういうわけか1991年に歌手デビューした。この曲はリードヴォーカルはナディア(8歳)で、のぼるはコーラス&語り担当。分かりやすく言うと、「崖の上のポニョ」における藤岡藤巻のポジション。
②夢へようこそ -Welcome to the dream-
作詞:藤公之介、作曲・編曲:若草恵
こっちはのぼるソロで、ドリーミーなバラードを朗々と歌う。安定感のある素人って感じ(事実そのとおりなのだが)。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で21円。
ジャケにはウルトラマン、バルタン星人なども仲良く一緒に。
95年4月発売のシングル。なんと発売から間もなくの6月、円谷皐は亡くなっている。11月には4枚のシングル曲が収録された追悼盤がリリースされている。
関連ナディア
ラスト・クリスマス
これが縁だったのか、ナディア・ギフォードはこのあとも円谷関連の仕事がつづくのだった。
巨大ヒーロー・ウルトラマンが出てこない唯一のウルトラシリーズ。ウルトラマンシリーズは初代(再放送で)からタロウくらいまでは夢中になって見ていた世代だが、「Q」は見た記憶がないんだよね…断片的に見る映像では、結構おどろおどろしい印象だったような。
そんなよく知らない作品のサントラを鑑賞。
①ウルトラQ主題曲〈タイプA, B, C〉
作曲・編曲:宮内國郎
1分強のインストルメンタル。微妙にアレンジが異なる3ヴァージョンを、トラックを区切らず並べるという、わりと大胆な編集で。「007」のテーマ曲を思わせる、サスペンスタッチのでろでろギターが期待感を盛り上げる。日本の幽霊モノでは定番のミュージカル・ソウ(ノコギリ)の不気味な響きや、悪い知らせを伝えるノックのように乱れ打つパーカッションも不穏で素敵。
②大怪獣の歌
作詞:東 京一、作曲・編曲:宮内國郎、歌:みすず児童合唱団
前回登場した「ウルトラマンの歌」(初代の主題歌)と同じチームの作品。大怪獣が大暴れし、「焼ける夜の大都会」と歌われるが、何も解決せずに終わる。巨大ヒーロー不在で、どう落ちをつけていた(誰が怪獣退治をしたのか?)のかが気になるところ。
③ウルトラマーチ
作詞:東 京一、作曲・編曲:宮内國郎、歌:みすず児童合唱団
歌の途中で、主役の淳(佐原健二)とレギュラーの一平(西條康彦)、由利子(桜井浩子)が一声ずつ台詞を叫ぶ。
定価1000円、中古で100円。
ジャケ画は開田裕治。白黒画にいろいろな怪獣を詰め込んでいる。真ん中のカネゴンだけはカラー。
中古だけどちゃんと挟まれてたトレカは初代ウルトラマン。ハヤタ隊員と並んで立っているのは設定上不自然だよな。しかもハヤタの左手はウルトラマンの左肩に回されている。
横型ジャケは「恋ってなんだろう」円谷皐&ナディア・ギフォード
①恋ってなんだろう 円谷プロ企業CMイメージ・ソング
作詞:藤公之介、作曲・編曲:若草恵
父と娘、という設定で歌われる、どこかミュージカル調な楽曲。円谷皐(つぶらやのぼる)は、円谷英二の次男で、円谷プロ3代目社長。どういうわけか1991年に歌手デビューした。この曲はリードヴォーカルはナディア(8歳)で、のぼるはコーラス&語り担当。分かりやすく言うと、「崖の上のポニョ」における藤岡藤巻のポジション。
②夢へようこそ -Welcome to the dream-
作詞:藤公之介、作曲・編曲:若草恵
こっちはのぼるソロで、ドリーミーなバラードを朗々と歌う。安定感のある素人って感じ(事実そのとおりなのだが)。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で21円。
ジャケにはウルトラマン、バルタン星人なども仲良く一緒に。
95年4月発売のシングル。なんと発売から間もなくの6月、円谷皐は亡くなっている。11月には4枚のシングル曲が収録された追悼盤がリリースされている。
関連ナディア
ラスト・クリスマス
これが縁だったのか、ナディア・ギフォードはこのあとも円谷関連の仕事がつづくのだった。
「ウルトラQ」は予算とか特撮に限界があった中で作られた傑作だと思いますわ
モノクロが更なる効果を引き出した作品としては「佐武と市捕物控」と並ぶ傑作だと思っています
傑作と言われてますよねえ。
カラー時代になって、白黒作品はほとんど再放送されなかったんでしょうね。
今ならDVDとか出てるんでしょうか。
それはオリジナルフィルムをコンピューターで着色したものでづ。
本屋では「円谷プロ特撮DVDマガジン」があります。それはウルトラQとブースカをセットにして全話を刊行していくものです。