・昭和43年11月14日(木)晴れ(3度目のパリ)
1度目、そして2度目に訪れた時は夏で、パリは観光客で賑わっていた。今は落ち着きを取り戻した様であるが、晩秋のパリはなんとなく寂しい感じがした。落ち葉が舞い、行き交う人々はコートの襟を立て、足早に歩いていた。そして通りにあるカフェ店のテーブルも寒い為か、あれ程賑わっていたお客も今は居らず、閑散としていた。
ユースで知り合った日高修吾さん(以後、敬称省略。大阪府豊中市出身)と共にそんなパリの街へ散策に出掛けた。名残尽きないパリを明日、旅立つ。花の都・パリの印象を心に秘めて・・・。