・昼食抜きの理由の話
前にも書いた様な気がするが再度、何故昼食を食べずに旅をしているのか、その理由を話したいと思います。
ヒッチ ハイクは、基本的に食べたくても食べられないのだ。誰かに乗せて貰っている間は、お昼だからと言って、レストランや食料品店へ寄って貰う訳にいかなかった。又、降ろされた場所に食料品店や食堂、レストランがあれば良いのだが、無かった。私はヒッチ中、街の中以外に食料品店、食堂・レストラン、ドライブインを見掛けなかった。
特にユーゴのこの街道は、町から離れているので、それらしき店が無いのも当然であった。それでは前の日に用意しておけば良いのであるが、泊まったユース等の近くに食料品店があれば良いのだが、大体に於いて無かった。それに前の日に準備しておくのも億劫であったし、第一金が掛かる。食べられなければ食べない、それで我慢をする事が出来た。
最近(ロンドンを去ってから)、昼抜きは習慣になっていた。だからと言って、朝夕の食事をしっかり取っていると言う訳ではなかった。栄養不足、或は抵抗力の低下から、『病気にならなければ良いが』と願うだけであった。
*因みに出国時の体重は64キロあったが、帰国時は57キロになっていた。