YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

昼食抜きの理由の話~ユーゴスラビアのヒッチの旅

2021-11-29 15:52:43 | 「YOSHIの果てしない旅」 第7章 ロンドン~アテネ間ヒッチの旅
・昼食抜きの理由の話
 前にも書いた様な気がするが再度、何故昼食を食べずに旅をしているのか、その理由を話したいと思います。
 ヒッチ ハイクは、基本的に食べたくても食べられないのだ。誰かに乗せて貰っている間は、お昼だからと言って、レストランや食料品店へ寄って貰う訳にいかなかった。又、降ろされた場所に食料品店や食堂、レストランがあれば良いのだが、無かった。私はヒッチ中、街の中以外に食料品店、食堂・レストラン、ドライブインを見掛けなかった。
 特にユーゴのこの街道は、町から離れているので、それらしき店が無いのも当然であった。それでは前の日に用意しておけば良いのであるが、泊まったユース等の近くに食料品店があれば良いのだが、大体に於いて無かった。それに前の日に準備しておくのも億劫であったし、第一金が掛かる。食べられなければ食べない、それで我慢をする事が出来た。
 最近(ロンドンを去ってから)、昼抜きは習慣になっていた。だからと言って、朝夕の食事をしっかり取っていると言う訳ではなかった。栄養不足、或は抵抗力の低下から、『病気にならなければ良いが』と願うだけであった。
 
*因みに出国時の体重は64キロあったが、帰国時は57キロになっていた。

ヤンキー スピリットの話~ユーゴスラビアのヒッチの旅

2021-11-29 07:24:45 | 「YOSHIの果てしない旅」 第7章 ロンドン~アテネ間ヒッチの旅
・ヤンキー スピリットの話
 今朝(1968.11.26)、共にユースを出たアメリカ人は、インドやパキスタンをヒッチした、大ベテランの旅人であった。その彼は5年間、世界中旅をしているとの事であった。
 それにしても男女問わずアメリカ人は、何処へ行っても気後れせず旅をしているので、いつも感心するのであった。アメリカ人根性(ヤンキー スピリット)は、あの西部劇に見られる開拓魂から来ているのであろうか。日本人に無いポジィテブな面がある、と思われる。
アメリカ人は何処へ行っても母国語の英語が使えるし、外国人と接しても〝気後れしない態度〟(異人との接触・交流に慣れている民族)、経済的にも我々よりずっと恵まれているので行動の範囲が広く、そして、『我々が世界をリードしている』と言う自負を持ち、あの体格で闊歩していた。
アメリカ人の精神、言語、社交性、経済、自負、体付き等は、日本人と比べて優位な点が多くある。彼等の行動力があるのは、その様な理由で納得するが、私にとっては羨ましい限りであった。