North American F-86D Sabre
USAF F-86Dセイバー
レベル 1/48 エアーフィックス 1/72
第2次大戦終了後の冷戦下、ソ連の大型爆撃機の大編隊の襲来に怯えたアメリカは、
警戒用のレーダー網を猛スピードで整備しだしました。 足らないところは民間人の協力
まで得て、北の空ににらみ(文字通り目視監視)を利かせておりました。
核爆弾を搭載した敵爆撃機をなんとしても阻止するために、インターセプターを競作させた結果
実際に採用されて、防空任務に就いたのは F-89スコーピオンであり、F-94Cスターファイヤー
そして、このF-86Dセイバーでありました。
どの機種も共通した戦術としては、いち早く敵編隊にとりついて、当時最強の飛び道具であった
無誘導のマイティマウスロケット弾一斉発射による迎撃でありました。
そのための、レーダーシステムとリンクするシステムを機上で作動させるのには、それなりの苦労が
あったようで、この苦労はのちにF-86Dを導入した各国空軍も、ご同様・・・・。
当然、航空自衛隊もそうなります。。。 F-86DはF-86Aを基本としていると言う割には
部品共通率は25%ほどとか・・・・ほとんど別機種になっているにもかかわらず、予算不足からの
よくある議会対策として、新型機ではないと強弁し、F-86の派生として採用しました。
このキット、最近モノクローム版で同じものが航空自衛隊バージョンで発売されました・・・在庫中ww
作る前に、旧マルサンのF-86Dが到来していましたので、そちらを優先して完成させましたので、
現在後回し中です。
仕上がりは、箱絵と同じ塗装にしました。 このままで航空自衛隊塗装に・・・とも思いましたが、
シャチ鉾は無理と思い断念しました。
なんだ第3飛行隊だったら簡単だったじゃないか・・・・っと最近思ったり・・・・・。
同時期に後追いバージョンとして航空自衛隊使用機も発売されていましたが、追加購入はなぜか
ためらわれました。 それは、このキットが新製品なのに中古で、\1200で入手したというのも心理的
に作用したのだと思います(笑)
新版キットらしく、プラは薄く、モールドはシャープです。 薄いので、仕上げ中に背中が割れる
トラブルがありました。 組み立てには一考を要します。
一方のエアーフィックス1/72は相当古いキットで、何版目かは知りませんが、超安値で入手した覚えが
あります。 キットは¥200くらいでしたが、でデカールがアウトで別売りデカールのほうがはるかに高かった。
この時代のエアーフィックスの常で、パーツ状態ではそんなにいいキットには見えませんが、
キッチリ仕上がります。
レドームがセイバードッグを強調していますかね・・・・これが、別部品ではなく、胴体と一体モールドです。
最近では、例のマルサン(アルカンシェール)1/50を作っていますし、モノクローム版1/48やF86-E、F、H
の1/72も在庫してます。 ㈱ハセガワのF-86Fの1/48も積んである セイバー好きなんだね。