五色の天蓋の下で!!
石見大元神楽を見る
今まで私が見た石見神楽は華美な衣装と大きなお面を付けた八調子のアップテンポで派手な舞い
この石見神楽は明治以降急速に広まったもので芸能性の要素が強く感じられるもの
大元神楽は島根県邑智郡から那賀郡に江戸初期から伝わる ゆっくりとしたテンポの優雅な六調子の舞
神職が中心の神事舞いとして 式年(7年に一度)の「大元舞い」として夜通し 神に奉納される神楽
太鼓と笛の音が何とも心地よく 舞いの所作もゆっくりと丁寧で魅惑的な神楽の世界に引き込まれた
慣れ親しんでいる備中神楽とは全く違った神楽の雰囲気をを楽しませてもらった
伝統文化の継承の難しさについても
今回神楽を見せていただいた市山地区でも継承の難しさを何度か経験しながら今日に・・・・
特に昭和三十年代に入ると 神社への帰属意識が低下し上手く伝承できないことも有ったと云う
しかし 神職のみが行っていた希少演目を地元の神楽団に伝承することによって演目を復活
市山神友会では現在二十演目に・・・昔から市山に伝承されていたもののすべてを演ずることが出来る
しかしこの先 少子高齢化の波がここにも影響を 文化伝承の上で大きな問題になることが・・・・
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