北摂の山は霧に・・・・!!
静かな雨の一日 久しい振りに映画を観にゆく 「海難 1890」
日本とトルコの友好の背景に知られざる物語があったことを知る
オスマン帝国 (トルコ共和国)の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトールル号が
訪日行事を終えて帰国の途についたが船は串本大島沖で激しい風浪に会い座礁し
乗組員618名のうち500名以上の犠牲者を出す大惨事になったが 地元の人たちの
献身的な救助活動と奉仕で 69名の命が救われ無事にトルコへ帰ることができた
この時 この地で結ばれた真心の絆はトルコの人たちに深く記憶され・・・・
そして1985年イラン・イラク戦争の勃発時 サダム・フセインのイラン上空航空機の
無差別攻撃宣言のあと テヘランに残された日本人215人 日本大使館の救援要請に
政府は救援機を飛ばすには危険すぎるからと要請を断る
日本政府は日本人を見捨てた!!
日本大使館はトルコ政府に日本人の救出をお願いする 要請に応じて トルコの首相は
救援機を飛ばしてくれたが 空港には救援を待つ500名以上のトルコ国民が・・・
にもかかわらず トルコの人たちは絶望のどん底にあった日本人に優先的に席を譲って
くれ日本人は無事にテヘランから脱出 日本に帰国することができた
エルトールル号の遭難は大島の碑で トルコ航空機による日本人の救出はニュースで
知ってはいたが これほど深い人々の絆と真心が・・・・
串本の人たちに トルコの人たちに 損得を超えた真心に 人の優しさに感動させられた
何度涙を流したことだろう