翠の便り
追いかけるように「うたた寝Cafe」の村から翠の便りが届く
まだ本格的ではないけれど初めての収穫だという
聞くとまだ村で作っている人は少なく
新品種として注目されぼちぼち生産者が増え始めていると
台風17号のおかげで今日の予定はキャンセル
雨も風も大したこと無いのに・・・・と ぼんやり外を眺めていると
玄関にチャイムの音 何とも嬉しい山からの便り
荷物をほどいてみると宝石のような翠が目に
美しいひと房に思わず頬が緩む
早速 一粒口に
弾けるような食感と濃厚な味と香りが口いっぱいに広がる
葡萄の領域をこえた まるで葡萄とは別物の味
まるで宝石の輝き
鬱陶しい気分を吹き飛ばしてくれた嬉しい便り
試飲の蔵めぐりに・・・
灘の酒…灘五郷と云われる日本酒の一大産地
酒蔵風景を訪ねる街歩きに・・・・
ところが魚崎駅に着いたころから暗い空から雨がパラパラ
阪神淡路大震災で昔の面影を無くしマンションだらけの特徴の無い街
このお天気 記念館巡りに方向転換
今日から「灘の酒蔵探訪」・・・酒蔵スタンプラリーがスタート
写真よりも試飲の酒蔵巡りになってしまった
蔵元の多さとお酒のバリエーションの多さにビックリ
美味しいお酒と酒造りの工夫に感心しながら試飲を楽しむ蔵巡り
ちなみに酒蔵探訪は11月25日まで
灘の酒蔵巡りバスを利用すれば試飲もバッチリ
買い物するには車が良いが・・・・試飲が・・・
どちらを優先するかチョイと悩ましい
西陽がまぶしい！！
久し振りに降り立った大阪駅では
改札の真正面から強烈な西陽が
何か面白いシルエットは無いかと探すも
ほとんどの窓のブラインドが下ろされ
光を遮られ思ったようにシルエットは現れず
高柳で出会った一冊
妻有の大地の芸術祭に出かけるとき
訪問先を調べていて茅葺の環状集落を見つけ
松代からそう遠くないところでもあり訪ねてみた
土地の人の話では・・・・
昔話に出てくるような風景がそのまま残っていると言って
カメラを持った人や絵を描く人が多く訪ねてくれると
数十年前なら農山村でよく目にすることのできた茅葺の風景
黄金色に輝く田んぼを取り囲むように茅葺の民家が並ぶ
茅葺の暗いトーンと稲穂の黄 そのコントラストが美しい
懐かしい風景で訪ねる人をホッとさせてくれる
だがこの集落も高齢化と過疎の中に
後継者が無く空き家が増えだんだん寂しくなると
松代への帰り道 高柳で門出和紙工房の看板に足を止める
和紙の製作工程を見 紙漉きの説明していただいたあと
製品の展示会場へ
ちょうど この土地の写真展も開催中
和紙にモノクロプリントと云う手法が独特な雰囲気を醸し出していた
おまけに額縁は和紙に漉く楮の皮を剥いだ幹を利用
展示方法のユニークさにも驚かされた
楮の幹の額縁、楮の幹と和紙を使った照明・・・・
色んなアイディアの詰まった作品が面白い
そこで目に留まったのが
「じょんのび よもやま日記」
和紙工房の有る高柳の昔・・・とはいえ精々40，50年前の暮らし振り
自然と深くか関わり共に生きた暮らし振りが綴られており
手にした一冊
今日やっとページをめくることが
萩ノ島 茅葺環状集落
霧と朝露につつまれて・・・
今朝4時頃は満天に星が輝いてとても美しかった
南の空にはオリオンが姿を見せ空も夏から秋へ
今朝は空気の揺らめきが大きかったのか星がキラキラと輝いて
なんだか星空が招いて居るような 不思議な感覚に
6時過ぎに外に出ると霧が立ち上り 淡い光の中にコスモスが揺らめいていた
コスモスの淡い色が一段と淡く・・・・
これから冬に向かい気温が下がれば霧が谷間に閉じ込められ
霧海の風景が見られる楽しみな季節がやってくる
小さな畑がいつの間にやらコスモスに覆われて
露に濡れて・・・
畑では種を飛ばし増殖する憎きエノコロ草
しかし露に濡れて光る姿は美しい
