やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

上手な老い方 檸檬の巻 小学館

2007年11月17日 18時38分17秒 | 
多田道太郎「年寄りはもっと 死 を楽しんだらいいんですよ。
自分が死ぬことを絶えず念頭に置いて年老いる。そのほうが絶対
楽しい。病気だって、抽選に当たったみたいなものですからね。
癌だって肺病だって、死ぬためのビッグチャンスなんだから。
なにも生真面目に死を直視する必要はないんです。無頼を
気取ってもいいし、俳諧の精神にあやかって、冗談っぽく構えてもいい。
生も死も、ステッキ片手に散歩するつもりで、明るく考えればいいと思うな」
こういう考え方は面白くて好きです、でもいざ抽選に当たってみると
無頼でばかりもいられない、小心者だから。

上手な老い方 藍の巻 小学館

2007年11月17日 14時47分52秒 | 
倉嶋厚「砂漠の花園というのは見事なものだそうですよ。
春先の短い雨季に、まれにドシャ降りの雨が降ると、砂漠は
一夜にして楽園に変わる。束の間の、砂漠の花園・・・。
地中から緑が噴き出して大急ぎで花をつけ、種子を結び、
そして死んで行く。場所によっては、何年間も雨が一滴も
降らないんです。そうすると、花の種がじいっと次の雨を待ってるわけですよ。
ときには10年、20年以上も奇跡の雨を待つ」
そういう人生もあるのかも・・・。

吉兆つれづれ

2007年11月17日 08時16分29秒 | Weblog
というような題名だったと思います、大昔、購読していた
「暮らしの手帖」に載っていた創業者の方の随筆。
はぁなるほどと感心するような 粋で丁寧なおもてなしの
お話が多かったような ぼんやりした記憶が。
もう亡くなられていますが、誠実なひたすらな想いも
子孫の一部へは伝わらなかったようで、
ひとはやっぱりひとりぼっちということかも・・・しょうがない・・・。