やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

嘘みたいな本当の話 高橋源一郎 内田樹 選

2015年03月13日 13時54分55秒 | 
    

 (ポール・オースターのナショナル・ストーリー・プロジェクトの日本版)
 アメリカのものは投稿者の地域 年齢 性差 職業 社会的立場の違いが 文章からわかるのに
 日本のは全然わからない アメリカ人は細部と具体を重んじ 日本人は定型と教訓を好む。
 アメリカには我々は何のためにアメリカという国を建国し維持しているのかということについて
 国民的合意がある、社会の存立理念がはっきり言語化されていると 個人は個性的にふるまう事が出来る。
 日本は存立理念が言語化されていないので、私人性と公民性のあいだを常にゆらゆらしている
  との興味深いまえがきがあります、日本は個性的より群れに同化するのを良しとする社会なのでしょう。

 親しみやすいお話ばかりで わたしが気にいったのは
 かぼちゃ畑ででくわした かぼちゃを両手にかかえたかぼちゃ泥棒の さる が 
 どうもすみません と おじぎをしながら かぼちゃをかかえて逃げていったというほのぼの話です。
 さるは利口だから おじぎくらいするだろうし なんだか ぺこぺことおじぎしているさるが目に浮かんで
 いいなと? 思いました。

本日は雪降りで積もっています、来週は暖かくなるそうですが。

先日孫にどら焼きを送りました とらやき食べた? と電話したら

ははと半分こして食べた ということでした(幼児なのに 母親を ははと言っています)

だんだんことばがはっきりしてきました、教えなくても覚えるものだと 感心です。