怪獣ベビーと歩む道

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オペラ「ルル」~魔笛よりも魔的

2005-06-04 23:53:47 | society
「魔笛」といえばモーツァルト?
原典を同じくした、もうひとつの魔法の笛は、
フリードリヒ・クーラウによっても奏でられているのです。

6月4日東京文化会館大ホール。

久々の音楽会、純粋に愉しみました。
心に響くオーケストラ、豊かなアリアの歌、優美なバレエ...。
シーン毎に拍手を送りたくなってしまう程。
ただいまCDを聞きながら余韻に浸ってます。

オペラ初心者の私だからこそ、何も考えずに感動できたのかも。
理由は判らないけど、胸を振るわせる様々な演出は
オペラの醍醐味をシンプルに感じる事ができました。

音楽も親しみやすく、CDで聞きながら
場面を思いだします。
王子ルルが、囚われの娘を助け、精霊界の平和を呼び戻す...。
おとぎ話のオペラが、日常生活に疲れた心を、ロマンチックな世界に誘ってくれます。
森が舞台の中心で、ちょっと「真夏の夜の夢」っぽい。
「森」「花」「月光」といった小道具は
今の時代の観客を魅了するのに効果大。

ルルの雄大さ、シディの美しさはもちろんステキでしたが
ヴェラの優しさ、そして正しく強い信念のようなものが伝わる
ソプラノは、なぜか心地よく響きました。
ペリフェリーメの夏木マリさんは、圧倒的な存在感。
雰囲気が代わり、賛否両論ありそうですが
オペラ初心者には、程よいアレンジになって
楽しませてくれました。
バルカ&ディルフィングは、歌唱力と丁寧な役づくりで好評だろうな。

感動のフィナーレは、
母(ペリフェリーメ)をとりまき最終曲。
(個人的には、日頃の子育てや、母親の愛情を
讃えているように感じてしまいました)。

ずっとご無沙汰しているお芝居や
ミュージカル。
また行きたくなっちゃったー。
そろそろチケットチェック再開かな...。

こんな舞台を見ると
バレエや楽器を習いたくなっちゃう。
影響されやすい...。
そして、怪獣にも見せてあげて
何か興味を広げてあげたいと思うバカ親でした。


*でもダンナに預けた怪獣は、泣きっぱなしだったようです。

フリードリヒ・クーラウについて「インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会
コメント
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