
昨日「閖上復興100人会議」に行ってきました。
閖上地区が今後どうなるのか話が聞けると思いまして、名取市役所から封書でチラシが届いていたこともあり出掛けてきました。
薄々感じてはいましたが、現地再建案をこれはまだまだ案ですといいながら。市役所側がゴリ押しで決めていました。
意見を述べた人の多くはこの現地再建案には否定的でした。
これが閖上のイメージ図↓

何故安全な東道路の西側、県道の西側に移転しないのか?
港の近くに街が無くても漁師が港へ通勤で良いのではないのか。
住民へのアンケートで学校を今の場所より西側に移転すべきが60%なのに市の案には何ら反映していない。等など
繰り返し質問された安全な西側の土地への街の移転に関しては、
市側の説明としては
部長がアンケートで閖上に帰りたいが23%有ったから集団移転の話はできなかった。
市長の説明は120ヘクタールの土地の確保に問題が多すぎお金が掛かりすぎて現実的ではないから。
最後は議会でこの案は通っていて後戻りできないと言い放ってしまった。
この案は色々考えられた中からのベストの案なんですともう少し丁寧に説明できなかったでしょうか。
どうも僕の印象では集まった市民の多くは納得していなかった気がします。
土地を3メートル嵩上げするから、高い堤防を2重3重と作って津波を防ぐから安全という説明には
これも安心して住める案だとは思わない、これでは閖上へ帰りたくないという意見が印象に残る。
元々、道路を広く作って逃げる、という前提が間違っているのでは?
自分達の子孫が危険性を感じずに未来永劫安全・安心な生活が送れる場所が必要となれば、それは
高い堤防と防災ビルに取り囲まれた、まるで要塞の様な街なのでしょうか?
市長が繰り返し語った「美しい浜辺の街、閖上の再建」の言葉がむなしい。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます