名取のパソコン教室から

みちのく仙台に隣接した名取市に在る「ゆっくりたのしくパソコン教室」から日々の話題をお伝えします

明日避難先から新しく借りた家へ出発します

2011年03月31日 | 震災関連
いろいろなみなさんのお世話になりながら、やっとこさ借家へ入れることになりました。
朝食後に荷物を積み込んで新天地となる西中田へ向け出発します。

ここに来てから2週間以上になりました。振り返ると長かったようであり、短かったよう
でもある嵐のような日々でした。こちらのお家には本当にお世話になりました。
救われたというか、助けあって楽しかったというか、とても不思議な避難生活でした。

お陰で、普段では考えられないぐらいの家族間の濃密な時間でもありました。
1年分の会話以上を経験したようにも思います。
震災後、良かったこと、良くなかったこと、最悪なこと、最高なこと、いろいろありました。
こんな時だからこそ、その人間の本性が見える、ということも経験しました。
この短い時間に今までの人生すべて以上をいっぺんに経験してしまったとも思います。

新しい生活が良きものであるよう願い、みなさまへの感謝とともに出発します。
これまで支えていただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。<m(__)m>

PS:明日以降はネット環境を一時離れるためブログの更新は不定期となる予定です、悪しからず。

今日は極楽湯に入れた、家族からはひんしゅくだった

2011年03月30日 | 震災関連
朝7時教室内にて起床、ネットで情報を集めていると携帯とドアを
たたく音が同時に聞こえる。
近くにできた福祉施設の仮事務所でボランティアをされている方々だった。
今日から教室の駐車場に4~5台の車を停めて欲しいという話は聞いていたので
すぐに了解しました。朝早くからご苦労様です。

それから、バイクに乗って銀行と郵便局で用事を済ます。
午前中に避難先に帰る約束をしていたので、急いで帰り支度をした。

車で避難先へ戻る途中に極楽湯に寄った。
今日から整理券なしで普通に入れる体制になったようだ。
露天風呂やサウナなど使えない部分もあったが、とにかくお湯を目一杯使って
震災以来初めてという感覚で体を頭をピカピカに磨き上げた。
やっぱり風呂はイイ!! 生き返った。(津波の時とで今月2度目)
避難先に戻って報告したら、家族からは凄いブーイングの嵐だった。
ここではまだ都市ガスが復旧しておらず、お家のお風呂は未だ使えない。

後は明後日の引っ越しに備えて体力を温存しよう。

PS:クロネコヤマトの集荷・配達が教室の地域でも復活しました。
やっとみなさんからの救援物資を心配なく受け取れそうです。
次回教室に出る予定がはっきりしたらご連絡いたします。

さらにPS:先ほどYOU TUBEで津波の生中継NHKテレビの画をみました。凄い画像でした。
自分しかわからないけど、流されていく大体の位置分かりました。(HVなら姿見えるかも)
あれで助かる人がいたとは到底思えないですね。再認識。

久しぶりに生徒様達と電話で話す

2011年03月29日 | 震災関連
今日は6時前に起きて、生徒様名簿の作り直し、安否確認の欄等いろいろ作り直す。
9時過ぎには不動産屋へ向かい、4月からの借家の書類の確認と受け取り。
その後、市役所へ行き、罹災証明などの請求(この時は整理券だけ受け取る)
住民票の発行を待つ間に避難者リストの確認をした。

以前通われていた生徒の○斉和尚に会う。彼も同じ地区なので、津波により自宅や
自動車3台を失ったそうである。
また、和尚と共通の友人の○木氏が結構必死に自分を探していたことを知る。
実はこちらも本当に心配だっただけに一安心。

帰りがけ、近くの100円コンビニで食料調達。

教室に戻り、生徒様名簿を基に電話をかけまくる。100名以上の生徒様に連絡を取るのは
大変である。しかし、励ましたつもりが、いつの間にか励まされてしまっている。
初めてお話した生徒様のご家族がとても優しくお話してくれた、うれしかった。
午後2時近くまで電話を掛け続けるも終わらない。

そうこうするうち、3名の講師たちが教室へ集合。震災後、初めて顔を見て安心したのか
ボロボロ泣き出すものもいた。今でもガソリン不足で相当苦労しているようだ。

3時、再度市役所へ向かう、罹災証明書の列に並んだが整理券と昨日ネットでダウンロードし
すでに申請書を書き終えていたおかげで割りとスムーズにもらえた。
その後、税務課でお見舞い金を受け取ったり、別の窓口で税金の減免処理の
書類を出したり、または国民年金の減免処理の書類を受け取ったりとばたばただ。

その後、法務局へ出向き登記の建物抹消のご相談。国もまだ処理の方針を決めていないとの
ことで、慌てなくて良いとの結論。

それから戻って生徒様への電話作戦を続ける。電話で確認できた生徒様と家族は何故か
全員怪我も無く無事だそうだ。不思議だけど、こんな幸いはない。
ダメージが一番大きいのは自分のようだ。
但し、勿論生徒様の親族にはかなりの犠牲者が出ている。
今回の地震と津波のせいだけではなく、福島の原発のせいで避難者家族を受け入れている方も
おり、事態をより悪くしている。

午後7時30分、今日の電話作戦は終了。比較的安全な地域の方々を除くと、電話回線の
都合か7名の生徒様と連絡が取れない。
内、5名の生徒様が津波に襲われた地域にご自宅があるので心配だ。

名取市のまとめた避難所の避難者リストや死亡者リストにもお名前は無いので、きっと
どこかのご親戚の家にでも避難されているのだと願う。
以前通われていた生徒様1名が津波の犠牲になったのは昨日知った。

というわけで、一泊二日のはずが教室で二泊する羽目になりました。
明日は午前中に避難先の親戚宅に戻ります。

ついに恐れていたことが判明しました。
市内の犠牲者が700名を越えた中、生徒様のお一人が亡くなりました。
引地喜一郎様 名取市小塚原字東中塚38-3 震災前日に69才の誕生日を向かえました。
残念至極です。

やっと教室に到着しました

2011年03月28日 | 震災関連
朝7時出発で国道4号線を南下、渋滞に巻き込まれながら8時30分宮城社会保険病院到着。
整形外科で診察、レントゲンを撮るとやはり肋骨1本骨折してました。(右9番)
あとは打撲の痛みだそうで、多少痛いのを我慢すれば動けることを確認。
「バストバンド」というもので胸を圧迫してると多少楽です。
通院の必要はなく、自然治癒を待つことに。
整形外科の待合室に居た時、偶然以前教室へ通われていた○内さんとばったり。
お母様の付き添いということでしたが、何とこのブログを見ていてくれて
ボクの生存は周知の事実だったそうです。

早目の昼食を採りに、食堂へ行くとこれも偶然にも○部○ぐみさんとばったり、
お母様が地震の影響で緊急入院されたとか、病状は安定しているそうです。
ご自宅は教室からさほど遠くないところにあるのですが、半壊状態でこれから
住むのは無理で、建替えになるとのこと。大きな古いお家だったそうです。

お昼ちょっと過ぎに教室到着。すると、教室の前を歩く、○藤○枝さんとばったり
80歳近い方なので、お体の具合を尋ねると逆にこちらの体調を心配された。
子一時間程して、教室を訪ねられ、陣中見舞いと称して温かい肉まんや、飲み物
海苔巻きんども頂き、お見舞いまでいただいた。涙が出る。本来なら、ご迷惑を掛けたボクが
先にお見舞いに行くべきなのに、これではアベコベだ。

また、倉庫の方で荷物を降ろしていると○○寺さんがやってきて、お見舞いをくれた。
これもアベコベだ。一体自分は何やってるんだろう。

とにかく、急いで教室の中を片付けて机の上で作業したい。と思っていたら電話が鳴って、
○藤○代さんからだった、ずっと心配していたといわれた、
あちらも脳梗塞で倒れた旦那様が家に帰ったばかりの矢先で地震に被災。
自らも大変だろうに、ありがたい。

教室の近くに民間の空き家を利用して、福祉施設の「みのり園」の事務所ができた。
生徒様の○○木○子さんがボランティアで駆けつけている。こちらも自宅には
介護の必要な両親を抱えている。駐車場お貸しするぐらい何でもないことだ。

教室には、支払い期限を過ぎた請求書や引き落としされなかった支払い予定のものが
沢山あって、困った困った。被災地だから多少許されるのかな?心配。
クレジットカードも無くしたから、支払いを止めてあるし、銀行口座から引き落とされる
予定だった来月分の支払いも困った。死んでたら、どうせ手当て出来なかったからと
開き直るか。

そんなこんなで時間がどんどん過ぎる。
今日やるはずだった予定もさっぱりこなせない。

また教室の電話が鳴った、アートマンさんだ、やはり何度も電話をくれたらしい。
みんなに心配掛けて申し訳ない。早く連絡取らなきゃ、とあせる。

とりあえず、このまま作業を続けて今日は教室に一泊し、明日またやるべきことを
やっていきます。

今一番やりたいこと

2011年03月27日 | 震災関連
あれから2週間以上経っているのに、大部分の教室の生徒のみなさんには連絡すらできないでいます。
みなさんには相当のご迷惑やご心配をお掛けしていると思います。
このブログをご覧になっている生徒様であれば、多少なりとも自分の事情がお分かり頂いていると思います。
しかし、事情があってご覧になれない生徒様からすれば、何んで電話しても全然通じないし、
一体どこで何しているんだろう、授業どうするのと思っているはずです。

ですから、明日月曜日には避難先から一時的に出て、まずは病院でちゃんとした検査を受け、
後に教室入りします。教室内の片づけ、講師の方の給料計算と生徒さん安否確認名簿の作成を
同時にやって後に銀行から現金引き出し、一連の準備が出来たら、お詫びの文章とお見舞い金の
一部を持って、近いところから順に生徒さん宅回りをやりたいと思います。

他にも引っ越し先の準備などやるべきことは山ほどありますが、やっぱり生徒さん第一で行動すると心に決めました。

初めての救援物資届く

2011年03月26日 | 震災関連
昨日は仙山線北山駅近くのセブンイレブンへ救援物資を取りに行きました。
届けてくれたのは教室の生徒様のお一人○野さん、通称「かんたか」さんです。

かんたかさんは、ブログ再開当初から、こちらの怪我を心配いただきました。
彼女は、現役のナースでして、とにかく暖かい物を着て体を冷やさないように
体を出来るだけ休める、出来るだけ栄養を採ること、とアドバイスいただいています。

その言葉に従い、必要な用事があるとき以外はじっとして、家族や叔父叔母の
助けを借りて過ごしてきました。
お陰で胸の痛みも治まりつつあり、快方に向かっています。

かんたかさんは救援物資を届けてくれた為に、ガソリンを使い果たし、GS4軒梯子し、
半日かけて給油する羽目になりました。

届けてくれた暖かい洋服、マフラー、手袋、医薬品、それらを身に纏いながら
一緒に届けてくれたかんたかさんの暖かい心を心の底で味わっています。

PS:救援物資のお申し出を全国の方々から沢山いただいております。
しかしながら、今現在は最低でも宅配便などの営業所まで取りに行くことが
必要なため、皆さまの暖かいご支援のお気持ちを控えさせていただいております。

こちらの体制が整い次第、皆さまの暖かい気持ちに応えます。今しばらくお待ちください。

予定としては、来週月曜日に最初に担ぎ込まれた宮城社会保険病院で改めて診察を
受け、その後膨大な用事を少しずつこなし、教室で一泊し翌日も少しずつ用事を
こなしたいと思います。

皆さま、どうぞよろしくお願いします。

昨日は成果あり

2011年03月25日 | 震災関連
報告会が長引いたもので、昨日の続編が遅れてしまいました。

朝8時30分西勝山出発、ガソリンのメーター残高を気にしつつバイパスを
南下。物資運搬車が多く、結構渋滞気味、途中バイパスもところどころ小さな段差あり、
夜ならヤバいかも。

約1時間後、名取市役所到着、家族それぞれの用事を済ます。
自分はまず通院を名目にガソリン支給許可書?みたいなものをもらう。
ガソリン20リットル確保か。
実印紛失届や原付の廃車届、健康保険証の再発行など思いついたものを次々済ます。
その際、意外なものが役に立つ。流されてしまった運転免許証のかわりに
写真付き住基カードが身分証となった。年に一回の電子納税にしか使わなかったものが
大活躍でした。

その後、生徒様のお一人○川○子さんの手配で、妻は岩沼まで同行しガソリンを
給油していただく。その際、○タ○キの社長自ら給油に行ってくれたということで
さらに感激。ありがとうございました。今後一切のガソリン給油は御社でお願いしようと
思います。さらに、手作りのパンまで頂いて来ました。

妻が岩沼に行っている間、教室へ生徒様の○内○よさんが預かっていたノートPCを
取りに来られる。その後、預かりプリンターを自宅に届ける際に食料や鍋、自作の小物
入れなどをいただく。ありがたい。

教室前の駐車場では生徒様の○橋○み子さんにお会いする。津波に飲み込まれたことや
家を流されたことを報告、すると車に積んであったジャンパーやジャージーを妻や娘に
頂いた。それもとても素敵なデザインで娘は大喜び。○み子さん、ありがとうございます。
同じく駐車場では町内会の役員もしている生徒様の○○寺さんが、車でやってきて
話をしました。年寄りが多くて買い物にも行けないから代わりに注文取って車で買い出しに
行かれるのだそうです。ご苦労様です。

そして、最大の懸案である今後の住居について手配すべく西中田の不動産屋へ向かった。
ここはかつての生徒様の○山さんが大家をしている借家・アパートを一括管理しているところだ。
物件を見せていただくと、何と○山さんの家のすぐ隣ではないですか、大きな家が隣にある
安心感と大家さんになる○山さんの優しい顔が目に浮かび、即入居決定!
これも、数日前に電話した講師の○田さんのお陰です。あの時すぐに動いてくれたから
先着順だった物件をおさえることができました。すでにその後で2,3件の申し込みを
断ったそうです。ありがとう○田先生。

それも、これも皆さんのお陰です。
教室関係者の皆さま本当にありがとう。

着実に我が家は前進しています!

教室は4月はどなたでもフリーで使えるようにします

2011年03月24日 | 震災関連
生徒の皆さまから、教室はいつ再開するの、という質問をいただいています。
こちら側の都合で大変ご不便をお掛けしていることは重々承知しています。
自分と家族の生活を何とかやり繰りしている状態でしたので今後の計画は
ままなからなかったのですが、今日の遠征で家族と住む場所の目処が付きそうなので、
今後の方針をまとめてみました。

1、4月の生徒様のお月謝は頂戴しません。4月4日の口座引き落としも行いません。

2、出来るだけ早く教室の復旧作業を行う。泊まり込みの遠征で今週中~来週初めまで。

3、遅くとも4月5日(火)からは毎日教室を開ける。当面13時~17時まで。授業料
  等は一切頂かず、会員以外の一般の方も受け入れる。(一般の方は一回30分まで)

4、講師はボランティアとして活動できる方を募集します。現役の講師以外でも卒業生や
  ベテランの生徒さんなど広くお手伝いを求めます。

5、教室内のPCは席の空いている限りお貸しします。インターネットも無料で開放します。

以上が思いつく限りの地域活動としての我が教室ができる事だと思います。
広くご意見を求めます。よろしくお願いします。

PS:本日の遠征の内容は続編で、このあとすぐ。

教室を開けるのにもう少し時間をください

2011年03月23日 | 震災関連
昨日の大遠征で体力を使いきったので、今日は充電モードでいました。
北山の叔父の家で2度目のお風呂もいただきました。超気持ちよかったです、生き返りました。

教室の関係者から生徒様のために早く教室を開けられたら良いのに、との連絡も受けています。
自分以外の生徒様の情報、教室そのものや関係者への関心等、様々な情報提供をすべき、との
趣旨の意見です。

しかし、残念ながらガソリン不足等の理由から自由に避難先と教室を行き来することが
できませんし、仮にできたとしても安心して生活できる家族の居場所が確保できるまでは、
教室の仕事に専念できるとはとても思えません。

この状況を打開すべく、明日はまた精力的に動くことにしました。うまくいけば一挙に事が
進むと思います。そのために、数名の教室の生徒さん達の助けを借りることになります。
明日、どうぞよろしくお願いします。

また、「救援物資を送るから歩いて行ける営業所がある宅配業者を教えて」という申し出も
ありましたが、残念ながらそのような宅配業者はなく、今現在どこに送られても私たちの
所へは届きません。従って、お気持ちだけありがたく頂戴しておきます。
その時期がきましたら、遠慮なく直接名指しで、物資の種類を指定して、ご依頼申し上げます
ので、こちらも今しばらくお待ちいただきます。

当地は雪が降って、気温がまた下がってきました。避難所にて生活されている方々は
いかに大変な生活を続けているのか、察するに余りあります。

頑張れみんな!頑張れニッポン!

名取まで大遠征してきました

2011年03月22日 | 震災関連
昨日の夜から、こちらの地域でもやっと水道が使えるようになりました。叔母はうれしさのあまり子供のようにはしゃいでいました。

今日は、名取のかかりつけの医院へ薬をもらいたくて同じ病気の母を伴って行ってきました。
いつもなら車での移動でしたから、どうということもなかったでしょう。しかし、ガソリンが
不安で、もしガス欠にでもなったら帰ってこれないということで、動き始めた公共機関を使いました。
バス、地下鉄、バス、と乗り継いで最後は徒歩で病院へたどり着きました。ゆうに2時間以上。
病院の職員は出てこれず、先生一人で沢山の患者さんを診ていました。当の先生も被災者で自宅は
床上浸水、家族は親戚宅に避難しているそうです。診察費は誰からも取りません。
調剤薬局では、家が全壊・半壊の患者からは当面5月まで薬代は取らないそうです。

帰りに名取市役所へ寄ってきましたが、有益な情報は全く入手できませんでした。
避難所の避難者リストをみて、特に親しかった方の面会を試みましたが、実際には立ち寄っても
いなかったようで、情報の交錯ぶりは目を覆います。道々出会った方と話をする度に、
市民の市役所に対する不満感情は日に日に高まっていると感じます。このままでは、
閖上やその他壊滅的な打撃を受けた地域の人たちはちりじりとなり、二度と地域の再生は
出来ないでしょう。一刻も早く手を打たないと名取市からの人口の流出は止まらないことでしょう。

帰りは出来るだけ早く帰りたかったのですが、仙台駅前からは帰宅ラッシュとも重なり、
バスに人が乗り切れず停留所に着くたびにすったもんだするもので、なかなか進めず。
結局名取からトータル4時間近くかかってやっとたどり着きました。
足も痛くなったし、疲れたので今日は早く寝ます。オヤスミナサイ。

家族もやっと落ち着いてきました

2011年03月21日 | 震災関連
自分も家族もずいぶんと精神的に楽になってきた気がします。
これまではちょっとしたことで怒りっぽかったり、逆に感情を押し殺したり
やはりパニック状態だったのだと思います。

避難先の叔父と叔母、二人の献身的なサポート、次々入る親戚からの励ましの電話、
近くの親戚のサポート、それにネットを通じて励ましてくれる仲間のみんなのお陰です。

もう少しです、もう少し踏ん張れば事態は打開できます。
教室の再開の日を信じて家族みんな、サポートしてくれる全国のみんなと頑張っていきます。

今日で10日目

2011年03月20日 | 震災関連
今は薄日の差す曇り空。これから天気はくずれて雨になる模様。気温はまずまず。

かんたかさんへ
常に毛布を巻いて体を温めています。みんなは買い出しやら水の補給やら忙しく働いています。胸の痛みもやわらいできたので、もう少ししたら自分も働けると思います。

ちはるさんへ
そちらも大変な被害でしたね。ご家族が無事だったのが何よりの吉報です。お宅が流されるまさにその時、日和山の交差点付近でした。魚市場前の海面が何メートルも盛り上がるのをこの目で見ました。みんなの命があっただけで奇跡です。閖上の街は無くなったけど、みな助けあって頑張りましょう。

三輪さんへ
募金活動ありがとうございます。ただ、教室の生徒さんでお家が流されてしまった方が十数名いらっしゃいます。自分としてはそちらの方々へ直接義援金をお渡ししたいなと考えていまして、出来れば三輪さんのところでしばらくプールできないでしょうか。こちらが機能し始めれば迅速にその方々へ公平にお届けしたいと思います。善処お願いいたします。


昨日、家族のみんなは大活躍だった。
叔父と息子は朝一で水の補給に行ってくれた。水は特にトイレで困る。
最新の節水トイレがうらめしい。小では流さない、大だけ流す。それでもどんどんなくなる。
前日降った雪を子供用プールや赤ちゃん用お風呂にためて太陽の日差しでとかしたり、電熱器で雪を溶かしたり、あらゆる手段をつかう。一番貢献したのは息子だった。雪解け水が坂道を下るのを見てとっさにバケツなどにすくい、数時間かけて浴槽一杯に水を集めた。
叔母と妻と娘は2回も買い出しに出かけてくれた。
それぞれ2~3時間並んで食料を買ってきてくれた。
叔父はその間、台原の弟さん宅からカセットガスをもらってきてくれた。これで煮物もできると皆で大喜び。
この地区は仙台市内でも水道の復旧が最も遅れている。開通予定は31日だ。それまで水の確保の苦労は続くだろう。
自分の体が動くようになれば、皆を手伝いたい。
あとは、ガソリンだ。叔父の車のガソリンも危機的だ。車が動かなくなったら歩いてってことだけどこの地区はすごい坂道が続く、体力がもたない。
ガソリンさえあれば、いつもの病院で自分の薬や母の薬が手に入るはず。
何とか一刻もはやくガソリンが供給されないものか。

自分と家族宛て、みなさんの応援メーッセージまっています。

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・mkayaba@gmail.com
・Facebook(masayuki kayaba)

いずれの方法でも結構です。よろしくおねがいします。(*^_^*)

こんな時こそ人情がありがたい

2011年03月19日 | 震災関連
今日は昨日よりきっと良くなる By カヤバ

うるうるママさんへ
はじめまして。応援ありがとうございます。
今回こそネットの力をまざまざと感じます。
こうして皆と繋がっていると考えただけで力が出てきます。

かんたかさんへ
そうですか武田さん元気でしたか。よかった。
あまり先のことを考えるとどうしようもないですよね。
今を生きるのみです。

保科さんへ
ドクター斎藤すごいですね。もうボランティアやってるんですか。
流石としか言いようがないです。
家族も無事で良かった良かった。

アメブルさんへ
何も行動に移せないなんて、そんなことないですよ。
すでにこうして励ましの言葉をいただいているじゃないですか。
十分ですよ、今の僕らには。再会がたのしみです。

今も、これからもいろんな「大変」が続くけどみんな頑張っています。

PS:昨日は北山に住む叔父(亡くなった父親の弟)がやってきて
僕らを自宅のお風呂へ入れてくれました。心も体も温まりました。

夜やっと落ち着いて寝られるようになりました

2011年03月18日 | 震災関連
やっと雪も止み、日が差してきました。

坂斉さんへ
そちらも何度も揺れて大変じゃないですか。営業は出来ているんですかね。一緒に頑張ろう。
森さん、富成校長にもよろしく。TR6だけは別の場所に居て助かりました。完全にひっくり返ったけどね。

小林さんへ
ご心配かけて申し訳ありません。家族とも無事で避難先で懸命に生活しています。ここは水道、ガスがまだだめなので。というわけで、教室にはしばらく戻れそうにありません。落ち着いたら出来るだけ早く再開したいと思いますので、今しばらくのご猶予をお願いします。

かんたかさんへ
励ましのお言葉ありがとうございます。あなたのような方が傍にいてくれて本当に心強いです。皆さんと励ましあって頑張りましょう!

萱場家は全員今日もがんばります!!!