ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

キリスト暗黒時代の弊害

2017年08月21日 | 教え
質問者:ハイル禅師 キリスト教暗黒時代の意味とは
何ですか?

私:中世ヨーロッパの一時期 ヨーロッパ中の国が 
キリスト教一色であり 文明も文化も発達しない
閉塞時代であったことからキリスト教暗黒時代と
呼ばれたのです

この頃は海の向こうは断崖絶壁で滝になっているので
行けないとか地球は平らで太陽の方が回っており
この意見に反する者は神の裁きを受けた「天動説」

この時代は文化の革新や芸術なども異教徒や異端と
されたり教会では「免罪符」なども販売し全ヨーロッパが
皆クリスチャンになったがユダヤ人だけはゲットーに
入れられキリスト教徒から激しい迫害を受けていました

ナチスのユダヤ人迫害は中世ヨーロッパの差別思想を
踏襲して大規模にしただけであり 映像として残った為に
世界的に大きな非難を受けたのであります

あまりにも手前勝手な精神主義で弊害が大きかった為に
「ルネッサンス運動」が起こったが ルネッサンスとは復興
という意味があり紀元前五世紀に繁栄したアテネのような
自由なるものへ復興していこうとした訳です

神学と聖書によって押さえつけられ 宗教のドグマで 
何も発達しなくなったのでデカルトなどが「我思う ゆえに
我あり」と哲学を科学に融合し キリスト教による
暗黒時代への「アンチテーゼ」となったのである

ただしデカルトは神の存在は否定せず 目に見えるもの
から検証しようとしたのであります