ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

劫罪の意味

2017年08月11日 | 教え
質問者:ハイル禅師 劫罪の意味を教えて下さい

私:劫とはインド語で解釈すると極めて長い時間
という意味があり 四劫(しこう)と呼ばれる
成劫・住劫・壊劫・空劫の循環的なサイクルに
於いても時間の概念しかありません

だが易占の発祥地である中国語では劫というのは
必然的に償うべき不幸になる災難という意味がある

例えばある男性がフランス貴族の際 酒池肉林に
明け暮れていたが 領民が1日に一個のジャガイモ
で暮らしているのに さらに年貢を取り上げて
多くの餓死者を出します

この貴族は次にロシア人で転生した際 家が大変
貧しくてほとんど食えないので軍隊に入って
異教徒征伐に出ますが その際 無抵抗の女子供を
たくさん惨殺します

次にユダヤ人で生まれますが敬虔なキリスト教徒です
だが突如何も悪い事をしていないのにドイツ秘密警察が
来てワルシャワのゲットーに入れられますが
二年後に強制収容所にうつされて殺害されます

熱心なキリスト教徒なのになぜ神は自分を見捨てたのか
と彼は死後に嘆き悲しみます

だが彼の前世を知った読者の皆さんは自業自得のように
感じると思います

要するに仏教徒・キリスト教徒・イスラム教徒などは
一切関係なく 自分の過去世の罪障の清算を厳密に
させられる訳です

よって一番怖いのは怨霊でも悪魔でも敵でも無く
「自分自身の極端な悪い行い」なのであります