質問者:ハイル禅師 人形(ひとがた)を用いた呪詛は
古代から連綿と続いていたのでしょうか?
私:人形(ひとがた)とは自分の分魂を写すことで
念を込めることも可能な媒体になります
神社でも人形や形代或いは絵馬などに願いを込めたり
罪穢を祓ったりする目的で使用されますが
本来は開運目的で作られたものであります
だが歴史的経緯を観ると日本をはじめ中国や韓国でも
王家や皇族の間で人形を用いた呪詛が横行しており
時の最高権力者から禁止令が何度も出されるほど有効だった
基本的に人の名前が呪になっておりこれを人形に書くことで
呪詛を込めて事故や病気にさせるのです
例えば車の運転中に生首や不気味な手が突如出現するなど
して事故死した人も多い
この人形の材料は紙よりもむしろ木の板などが多用されており
呪詛する対象者の近くに埋めたり設置させることで発動する
さらには通り魔的に名前を書かずに椅子の下などに
悪意で人形を張り付けるとその椅子に座った人が
無差別に危害を被りますが霊障というよりは悪念の作用で
あります
丑の刻参りでも念を込めて人形に釘を打ち込みますが
本人の憎悪の生霊以外には陰の神が動くことも多く
対象者を不幸にしますが必ず呪詛を行った者にも
跳ね返ってくるのであります