2021年2月2日。ベラルーシは普段通りです。つまり、誰かが白赤白の旗をいろんなところにかけ、誰かがそれを外そうとし、かけていた人が判明すると拘束され、裁判。その人たちを支援しようとまたデモが始まり、それを取り締まるために護送車が街中を走る。報道では、今日は何人捕まった、誰それの裁判があった、誰それが釈放された、ベラルーシ以外の外国でもベラルーシ反政府デモが行われているとネットですぐに情報が回る。治安と経済悪化に便乗したかのような犯罪(器物損壊、爆破予告電話など)が起こり、外国にいる野党は、どこそこの政府高官と話をしている、ベラルーシ政府は国民に安全を国民に約束しているが、それと同時に戦争が起こるかもと恐怖をちらつかせる。もちろん戦争を始める敵は外にいて、ベラルーシ政府ではないとも言ってあります。外国にいる野党は、どこそこの政府高官と話をし、国内では政府に対する抗議の退職、あるいは身に危険を感じて、家族揃って国外脱出。あるいは戒めか見せしめの解雇。物価は上がり、ベラルーシルーブル安は続く・・・といったところです。
一人の軍人(上級准尉)が自分の職場で死亡しているのを同僚が発見しました。軍内部のことなので詳しい報道はありません。
ネット上で戦車が炎上している動画が出回り、放火されたという噂が飛びましたが、ベラルーシ国防省はそのような戦車は存在しないと否定しました。
2021年アイスホッケー世界選手権大会の会場はミンスクとラトビアで開催される予定でしたが、国際アイスホッケー連盟の判断によりミンスクからラトビアの都市に変更になりました。つまり全ての試合がラトビアで行われます。よかったですね、選手の皆さん!
ノボグルードク市で観光案内をしていた博物館の館長や、それに参加しようと向かっていた学校の元校長先生が身柄拘束されました。館長は解放されましたが、元校長先生の自宅には家宅捜索とまでは行かないまでも警察が何か調べに来たそうです。この博物館では、かつてのユダヤ人に対するホロコーストをテーマにしたドキュメントフィルムを上映する予定だったそうで、しかも館長は上映しないことを約束したので解放されたようです。
他にも映画監督が身柄拘束を受けています。