2021年2月22日、ベラルーシのルカシェンコ大統領はロシアのソチで、ロシアのプーチン大統領と会談をしました。
会談は1時間ほどで、その後二人でスノーモービルに乗り、雪上の滑走を楽しんでいます。
昨日、世界母語デーであったのを受けて、EU諸国の在ベラルーシ大使や外交官が自分が好きなベラルーシ語の言葉を紙に書いて、写真を撮って動画を作ってネット配信するというフラッシュモブを行なったのですが、それに在ベラルーシ日本大使も参加しました。(以前は北朝鮮大使といっしょにベラルーシ大統領と握手していたのですが、今回はEU寄りであることをアピールしたかったのでしょうか。そうすると対ベラルーシ制裁を発動中のEU諸国を支持しているとベラルーシ政府から見なされ、日本政府そのものが対ベラルーシ制裁を発動していなくても、よく思われないでしょうね。)
そして、今日、先日ベラルーシ政府による家宅捜索の手が入った人権擁護センター「ビアスナ」にEU諸国とアメリカの在ベラルーシ大使が集合し、人権擁護センターの支持を表明、つまりベラルーシ政府に対して、人権無視の行為をしていますよ、と反対の声を上げました。この中に日本大使はいませんでした。昨日はEU諸国と仲の良いところを見せていましたが、今日はいっしょに人権擁護センターを訪問していないのです。しかも、この人権擁護センター「ビアスナ」が逮捕された日本人男性を、良心の囚人リストに加え、つまり、無実の罪でベラルーシ政府に逮捕されているとして、支援活動を行なっているのにも関わらず、です。日本人男性を支援しているベラルーシの人権擁護センターにベラルーシ政府の捜査の手が入り、活動の邪魔をしていることに対して抗議の声を上げ、集合しているEU諸国とアメリカとは、日本政府はいっしょに声をあげようとは思わないようです。好きなベラルーシ語の言葉を紙に書いて、ヨーロッパ諸国の大使といっしょに動画に収まるのはいいけど、日本人男性を支援している人権擁護団体をいっしょに欧米諸国と支持表明することはしないんですね。しかもこの日本人男性は、日本大使館員の息子さんなのに。