2021年2月19日、反政府運動をしていて殺害されたと見られるボンダレンコさんについて、アルコールを摂取していたとする政府側の発表に対して、入院先の検査ではアルコールの血中濃度はゼロだったと検査票をジャーナリストに示した医師と、それを報道したジャーナリスト二人の裁判が始まりました。
二人が患者の秘密をばらしたとする守秘義務を守らなかったという罪で裁いています。二人が裁判所に姿を表すと、傍聴席から大きな拍手で迎えられました。しかしこの拍手が裁判の進行の邪魔になるとして、傍聴人は退出させられ、裁判は非公開で行われました。
裁判所の前、そして各地で、二人の無実を求めるデモが起こっています。
野党幹部のコレスニコワ氏の弁護士が弁護士資格を剥奪されました。
18歳の男性でアナーキスト活動家の裁判もありました。3年間の懲役刑だそうです。20歳の日本人男性もアナーキスト活動家で逮捕されているので、同じような量刑の判決が出る可能性が高いですね・・・。
この18歳男性は8月に反政府デモに参加し、拘束後暴行を受けて、今は障害が残っています。
一時的に所在不明になっていた元首相のルマス氏が現在ロンドンに在住しており、今後政治的な活動からは身を引くと発表しました。
一方でロンドン市内では、ベラルーシ反政府活動を支持する労働者によるデモが行われました。
アメリカ政府は43人のベラルーシ人に対して、制裁を加えることを発表しました。
今日は白いチューリップを黒のガムテープで壁に貼るというデモ活動が見られました。
白いチューリップは裁判にかけられているジャーナリスト、つまり言論の自由を表しているそうです。黒いガムテープは言論の自由がないことを表しているのでしょう。