ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年2月20日。寒さ緩む

2021-02-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月20日、寒さが緩んできました。

 リトアニアはクライペダ港で受け入れてきたベラルーシ向けの石油などをロシアの港に転送することにしました。経済制裁の一つでしょう。

 

 ブレスト市の中央百貨店が閉店することになりました。

 

 今日もミンスクで、建物の外壁や電柱などに白い花、あるいは白と赤の花を束ねたものを黒いガムテープで貼り付けたものがあちこちで見られました。

 

 ベルリンにあるベラルーシ大使館前に、移動式の「ベラルーシ自由民主主義共和国大使館」が止まっています。

 もちろんこのような国名の国は存在しません。

 

 ベラルーシ野党側の発表によると、ベラルーシの大学教員113人が圧力を政府からかけられ、30人が解雇させられました。他にも17人の科学アカデミー会員が退職させられました。


ベラルーシのコロナウイルス感染者27万6990人。死者数1903人

2021-02-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月20日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は276990人になりました。1日の新規感染者数は1668人です。この数がなかなか減りませんね・・・。

 死者数は1903人です。とうとう1900人台になりました。

 266892人が回復しました。

 477万件の検査数となりました。

 

 こちらのメディアは「6日連続新規感染者数増加」と書き立てていますが、要するに新規検査件数が2万に近いと新規感染者数も2000人近くになり、新規検査数が1万件以下だと新規感染者数も1000人以下になることがもう分かっているので、この数字だけ見て、第二波が、第三波が、とあわてるマスコミに踊らされてはいけませんね。

 


2021年2月19日、今日も裁判

2021-02-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月19日、反政府運動をしていて殺害されたと見られるボンダレンコさんについて、アルコールを摂取していたとする政府側の発表に対して、入院先の検査ではアルコールの血中濃度はゼロだったと検査票をジャーナリストに示した医師と、それを報道したジャーナリスト二人の裁判が始まりました。

 二人が患者の秘密をばらしたとする守秘義務を守らなかったという罪で裁いています。二人が裁判所に姿を表すと、傍聴席から大きな拍手で迎えられました。しかしこの拍手が裁判の進行の邪魔になるとして、傍聴人は退出させられ、裁判は非公開で行われました。

 裁判所の前、そして各地で、二人の無実を求めるデモが起こっています。

 

 野党幹部のコレスニコワ氏の弁護士が弁護士資格を剥奪されました。

 

  18歳の男性でアナーキスト活動家の裁判もありました。3年間の懲役刑だそうです。20歳の日本人男性もアナーキスト活動家で逮捕されているので、同じような量刑の判決が出る可能性が高いですね・・・。

 この18歳男性は8月に反政府デモに参加し、拘束後暴行を受けて、今は障害が残っています。

 

 一時的に所在不明になっていた元首相のルマス氏が現在ロンドンに在住しており、今後政治的な活動からは身を引くと発表しました。

 一方でロンドン市内では、ベラルーシ反政府活動を支持する労働者によるデモが行われました。

 

 アメリカ政府は43人のベラルーシ人に対して、制裁を加えることを発表しました。

 

 今日は白いチューリップを黒のガムテープで壁に貼るというデモ活動が見られました。

 白いチューリップは裁判にかけられているジャーナリスト、つまり言論の自由を表しているそうです。黒いガムテープは言論の自由がないことを表しているのでしょう。