2021年2月27日。白赤白の旗で反政府運動が続き、ソ連の旗を持ってミンスクの町の中心部を行進する人もいます。
相変わらず混迷状態です。
イタリアのベラルーシ名誉領事が辞任しました。ベラルーシの名誉領事とは、ベラルーシが外国人に与える地位で、ベラルーシとその外国人が住む国の間の友好関係を築いた人にあげるものです。日本人でベラルーシ名誉領事に選ばれている人も複数名います。
イタリア人アントニオ・ソッティレ氏はおよそ10年にベラルーシ名誉領事に選ばれた一人。イタリアとベラルーシの企業の協力関係を取り持ち、またチェルノブイリ被害者のための保養など支援活動も行なっていました。それが評価されて、ベラルーシ政府から北イタリア地域の名誉領事に選ばれたということです。
ソッティレ氏はベラルーシには多くの友人がいるとし、昨年の大統領選挙後、ベラルーシ政府が2万7000人に対して拘束、暴行などを加えていることを知り、ベラルーシ名誉領事を辞任することに決めたそうです。ベラルーシ政府からもらった名誉はもういらないということでしょうか。日本人のベラルーシ名誉領事の方々はどのような思いでこの報道を聞くでしょうか。
ベラルーシ大統領は国内の135人の女性に「母親勲章」を授与しました。これはたくさんの子どもを産んだ女性に対して与えられる勲章です。この勲章をもらうと、さまざまな公的な子育て支援を受けることができます。年金も5年早くもらうことができます。