2021年2月8日。今朝の気温はマイナス20度でした。昼間は気温が上がってマイナス10度ぐらいです。
ベラルーシの物価が上がっています。食料品で価格が上がったのは、砂糖(ベラルーシでもいわゆる砂糖大根が栽培されているので、砂糖も生産されていますが、ロシアからの輸入も多いです。ちなみに私は黒砂糖派。黒砂糖は全て輸入なので、値段上昇は苦しい・・・と言いたいところですが、我が家の砂糖消費量はベラルーシの一般家庭と比べると、とてもすくないと思います。)
ひまわり油(ベラルーシの家庭で最も広く使われているのはひまわり油です。ウクライナからの輸入がほとんど。我が家でも使っていますが、やっぱりベラルーシの一般家庭と比べると、消費量は少ないと思います。)
野菜(輸入野菜は当然全て値上がりしました。果物もです。)
これからどうなることか・・・。ベラルーシ・ルーブルはやや値を持ち直しましたが。
今年のアイスホッケー世界選手権大会のスポンサー企業の一つ、ニベアが会場がミンスクのままなら、スポンサー下りる、と明言していて、その後会場がラトビアだけにまとめられたのを受け、スポンサーとして復活しました。
しかし、巷ではベラルーシにニベア製品は輸入されなくなる(ベラルーシ政府側が輸入を拒否するから)という噂が飛んでいます。政府筋は否定していますが・・・。愛用者である私は今のうちに買い置きしておこうかなどと考えています。ちなみに日本ではニベアクリームは、高品質なのに高価格ではない、ということで庶民の味方のようですが、ベラルーシでは製造している工場が国内にないので、(ポーランド工場で生産された商品がベラルーシへ輸入されている)国内生産されているクリームと比べると、高いクリームという認識です。
ベラルーシでは趣味としてのハンティングが盛んです。その猟銃なのですが、所有するには許可が必要で、いわゆる「精神的に健康であること」を証明する医者からの証明書を警察に提出しないといけません。審査を通過すると所有許可書がもらえます。それを提示しないと購入ができません。さらに保管するときには特別なケースに入れる、ケースに入れていても手に持って街中をぶらつくのは禁止。運ぶときには車のトランクに入れるなどして、人目につかないようにする。普段の保管場所は鍵付きの猟銃用金庫の中。金庫の鍵は所有許可された人が所持する、あるいは隠す。(家の中の金庫で保管してて、その鍵を家族が勝手に持ち出せるようにしていると、ありえるパターンでは、父親の猟銃を息子が持ち出し、犯罪に使う・・・ということが起きるのを防ぐため。)・・・とこのようにいろいろ厳しい決まりがあります。
ここ数日の間、警察が猟銃所有者の元へ抜き打ち検査に来ているようです。人によっては規則違反だ、と言われて、猟銃を没収されたそうです。(一揆が起きるのを防ぐために農民に対して刀狩りをするようなものでしょうか。)
ちなみにS夫はスポーツ銃の修理が仕事なので、当然銃を所持できる許可書を持っています。しかし、実際には自分は猟銃を所有していません。(他人の銃の修理ばかりしていて、自分は試合には参加しないし、ハンティングの趣味もないです。)だから、警察の抜き打ち取り調べも、来ないでしょうね。
ベラルーシのKGBは、ベラルーシ各地の主要都市で同時多発テロを起こそうと、ウクライナから武器や爆発物などを持ち込もうとしていたテログループの動きを完全に止めた、つまりテロ発生を未然に阻止した、と発表しました。
2月3日の報道によると元首相のルマス氏が所在不明になっており、身柄拘束されたのではないかという噂が飛んでいましたが、妻もKGBも逮捕など否定。おそらく2月2日には所在不明、音信不通になっていたと思われます。
今日、2月8日になってルマス氏自身がジャーナリストの取材に答え、
「私は生きている。逮捕などされていない。今息子が居住している(ベラルーシではない)とある国にいる。詳細はこれ以上語れない。」と自分は無事であることを公表しました。
ちなみにベラルーシでは首相は大統領による任命制です。