ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年7月1日。ウクライナ侵攻から494日目

2023-07-01 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年7月1日。

 ベラルーシの非友好国の報道機関とメディアの入国を禁止する法律にベラルーシ大統領が署名しました。
 ベラルーシに非友好的な行動を示した場合、ベラルーシ領内での外国メディアの活動を禁止できます。外国メディアはベラルーシで取材できませんし、ウェブサイトなどへのアクセスの制限も拡大すると思われます。

 ロシアのリャプコフ外務次官はタス通信が1日報じたインタビューで、ベラルーシへのロシアの戦術核兵器配備について「ロシアは核兵器の管理は移管しない」と明言しました。
 敵がベラルーシを攻撃したら、独自に使用するとベラルーシ大統領が27日に発言していたのですが、それに釘を刺したと言えるでしょう。

 ウクライナ大統領は、ロシアとベラルーシの個人190人以上と291の法人に対し、新たな制裁を科しました。
 ジョージアがロシアとの直行便を再開したことで、ジョージアの航空会社『ジョージアン・エアウェイズ』とその創設者個人にも制裁を発動しました。

 ワグネルの戦闘員が、ベラルーシの基地に、近日中に配備される見通しであることも伝えられ、ウクライナ側は、ベラルーシ国境の軍事態勢を強化する方針でいます。
 そうするとウクライナの北部に人員を割かないといけないので、東部や南部への人員を減らさなくてはいけません。これはウクライナにとって不利になるので、結局ワグネルがトップを含めベラルーシへ移動したのは、望ましいことではないということです。
 ベラルーシはワグネル戦闘員をベラルーシ軍に取り込もうとしているので、得をしましたね。